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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 5月7日版
日経平均は5月2日の2万9278円が戻り高値になる可能性が出てきた
1. NYダウは天井型を形成中の公算
NYダウは、4月14日高値の3万4082ドルを一時的に超える動きとなりましたが、5月1日高値の3万4257ドルが戻り高値となって、すぐに上値を抑えられています。
5月4日に4月26日安値の3万3235ドルを割れたことで、4月からの保ち合いは、下降するきっかけを待っている状態である可能性が大きくなったと言えます。
5月5日に大きく反発していますが、この反発はヘッド・アンド・ショルダーズ・トップの右肩を作る作業か、保ち合いの継続を示唆する動きのどちらかだと考えられます(図1を参照)。
天井型を形成中の場合、5日の上昇で上げられる分のすべてを取りに行っているため、5日の高値、または週明け後、5日の高値が意識される格好でつける高値が戻り高値となって、下降を開始する公算です。
週明け後の価格が続伸して、一気に5月1日高値の3万4257ドルへ接近すると、保ち合いの動きを継続する可能性が出てきます。
保ち合い継続でも、下げの流れへ入るという見方は同じなので、5月は月足が陰線引けする展開になると推測できます。ただ、目先、すぐに下降を開始するよりも、今後の下げ余地が限られて、本年全体の下げ余地が縮小します。
図1 NYダウ(日足)、目先の展開の目安
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1. NYダウは天井型を形成中の公算
NYダウは、4月14日高値の3万4082ドルを一時的に超える動きとなりましたが、5月1日高値の3万4257ドルが戻り高値となって、すぐに上値を抑えられています。
5月4日に4月26日安値の3万3235ドルを割れたことで、4月からの保ち合いは、下降するきっかけを待っている状態である可能性が大きくなったと言えます。
5月5日に大きく反発していますが、この反発はヘッド・アンド・ショルダーズ・トップの右肩を作る作業か、保ち合いの継続を示唆する動きのどちらかだと考えられます(図1を参照)。
天井型を形成中の場合、5日の上昇で上げられる分のすべてを取りに行っているため、5日の高値、または週明け後、5日の高値が意識される格好でつける高値が戻り高値となって、下降を開始する公算です。
週明け後の価格が続伸して、一気に5月1日高値の3万4257ドルへ接近すると、保ち合いの動きを継続する可能性が出てきます。
保ち合い継続でも、下げの流れへ入るという見方は同じなので、5月は月足が陰線引けする展開になると推測できます。ただ、目先、すぐに下降を開始するよりも、今後の下げ余地が限られて、本年全体の下げ余地が縮小します。
図1 NYダウ(日足)、目先の展開の目安
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