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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 エヌピーシー、トレファク、コメダ (12日大引け後 発表分)

エヌピーシー <日足> 「株探」多機能チャートより

 4月12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 エヌピーシー <6255> [東証G]  ★今期経常を一転8%増益に上方修正
 ◆23年8月期の連結経常利益を従来予想の3億4200万円→6億6400万円に94.2%上方修正。従来の44.6%減益予想から一転して7.6%増益見通しとなった。米国顧客の新工場向け装置や国内電子部品業界向けFA装置を計画通り売上計上するほか、主要案件での原価低減や部品の好調な販売などによって採算が大きく改善する。

 ABCマート <2670> [東証P]  ★前期経常が上振れ着地・今期は4%増益へ
 ◆23年2月期の連結経常利益は前の期比53.4%増の433億円に拡大し、従来予想の353億円を上回って着地。続く24年2月期も前期比3.6%増の449億円に伸びる見通しとなった。前期上振れは人流の活発化や訪日外国人客の増加を背景に、下期の業績が好調に推移したことが要因。今期は郊外のショッピングセンターを中心に国内50店舗、海外は韓国などに約30店舗の新規出店を計画する。販売面ではインバウンド需要の取り込みを強化する方針。

 CVSベイ <2687> [東証S]  ★今期経常は3.1倍増益、4円増配へ
 ◆23年2月期の連結経常損益は4700万円の黒字(前の期は3億5800万円の赤字)に浮上して着地。続く24年2月期の同利益は前期比3.1倍の1億4500万円に急拡大する見通しとなった。今期は全国旅行支援やレジャー需要の増加などを背景にホテル事業の黒字化を計画するほか、行動制限の緩和でコンビニエンス・ストア事業の来店客数も伸びる見込み。
  併せて、今期の年間配当は前期比4円増の20円に増配する方針とした。

 トレファク <3093> [東証P]  ★今期経常は10%増で2期連続最高益、実質増配計画と自社株買いも発表
 ◆23年2月期の連結経常利益は前の期比2.5倍の26.2億円に急拡大して着地。続く24年2月期も前期比9.6%増の28.7億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は物価高などを背景にリユースへの強い需要が続くなか、単体既存店売上高は第1四半期に前年同期比7%増、第2四半期以降は前期並みを見込む。また、新規出店は25~30店を計画する。
  今期の年間配当は21円とし、2月28日割当の株式分割を考慮した実質配当は13.5%増配とする方針とした。併せて、発行済み株式数の0.86%にあたる20万株または2億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 アズ企画設計 <3490> [東証S]  ★今期経常は44%増で6期ぶり最高益更新へ
 ◆23年2月期の経常利益(非連結)は前の期比15.2%増の3.4億円に伸びて着地。続く24年2月期も前期比44.1%増の5億円に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の不動産販売事業で引き続き大型物件の取り扱いと商品の多様化を営業戦略として進めるほか、不動産開発やプレミアムマンション販売といった新たな取り組みなども寄与し、26.9%の大幅増収を見込む。

 コメダ <3543> [東証P]  ★今期最終は8%増で2期連続最高益、増配計画と自社株買いも発表
 ◆23年2月期の連結最終利益は前の期比9.9%増の54.2億円になり、続く24年2月期も前期比8.4%増の58.7億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は新型コロナウイルス感染拡大に対する制限の緩和で経済活動の正常化が進むなか、12.3%の増収を見込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比1円増の53円に増配する方針とした。また、発行済み株式数の1.0%にあたる46万株または10億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 FFRI <3692> [東証G]  ★前期経常を一転54%増益に上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の5600万円→2億4100万円に4.3倍上方修正。従来の64.1%減益予想から一転して54.5%増益見通しとなった。売上高が堅調に推移するなか、人件費や採用費が想定を下回ったことに加え、持ち分法適用会社エヌ・エフ・ラボラトリーズの業績が好調だったことが上振れの要因となった。

 阿波製紙 <3896> [東証S]  ★前期経常を一転20%増益に上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の2億4000万円→3億3000万円に37.5%上方修正。従来の12.7%減益予想から一転して20.0%増益見通しとなった。自動車関連資材などの売上高が計画を上回ったことなどが上振れの要因。

 トランザク <7818> [東証P]  ★今期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額
 ◆23年8月期の連結経常利益を従来予想の35.7億円→41.9億円に17.4%上方修正。増益率が8.3%増→27.1%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主力サイト「MARKLESS STYLE」を中心にeコマース事業が大きく伸び、売上高が計画を上回ることが寄与。国内自社製造の強化による内製化率や生産性の向上も上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の27円→29円(前期は25円)に増額修正した。

 リベレステ <8887> [東証S]  ★今期経常を一転9%増益に上方修正
 ◆23年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の9.1億円→11.1億円に21.1%上方修正。従来の9.7%減益予想から一転して9.3%増益見通しとなった。予定していなかった販売用不動産などの売却が寄与し、売上高が計画を18.0%も上回ることが利益を押し上げる。

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