市場ニュース

戻る
 

【市況】4日の株式相場見通し=売り優勢か、低調な米景気指標を警戒

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 4日の東京株式市場は強弱観対立のなかもやや売り優勢の展開か。2万8000円台近辺で売り物をこなす展開が予想される。前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちの展開となった。NYダウは300ドルを超える上昇で4日続伸したが、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は取引終盤に下げ渋ったもののプラス圏には切り返せず、小幅マイナス圏で引けた。発表された3月のISM製造業景況感指数が低調だったことで、景気の先行きに対する警戒感が上値を重くしている。一方、原油価格が高騰しており、インフレに対する懸念も再浮上している。東京市場では、前週の初めから日経平均は上昇基調を強め直近は2万8000円台で頑強な値動きを示していたが、短期間の上昇に対するスピード警戒感もあり、広範囲に利益確定の動きが表面化しそうだ。前日に軟調だった半導体セクターの主力値がさ株やメガバンクなど銀行株の動きが注目される。

 3日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比327ドル00セント高の3万3601ドル15セントと4日続伸。ナスダック総合株価指数は同32.454ポイント安の1万2189.453だった。

 日程面では、きょうは3月のマネタリーベース、10年物国債の入札、2月の財政資金対民間収支など。また、海外では、豪中銀の政策金利発表、2月の米製造業受注など。台湾、インド市場は休場。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均