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【特集】「円高メリット」が4位にランク、金融不安背景に紙パや石油株など見直し<注目テーマ>

TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
★人気テーマ・ベスト10

1  人工知能
2  チャットボット
3  半導体
4  円高メリット
5  2023年のIPO
6  パチンコ・パチスロ
7  パワー半導体
8  TOPIXコア30
9  ダイヤモンド
10  銀行

 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が4位となっている。

 為替市場でドル安・円高が進行している。24日の欧州市場では一時1ドル=129円60銭台と2月初旬以来、約1カ月半ぶりの円高水準を記録した。この背景にあるのが、金融システム不安だ。同日にはドイツ銀行<DB>の株価が急落したことから、安全資産である米国債が買われ米長期金利が低下。日米金利差縮小観測がドル売り・円買いを促している。

 これを受け、円高メリット株に見直し機運が膨らんでいる。輸入家具の仕入れコストの低下がプラス要因となるニトリホールディングス<9843>のほか、同じく輸入材の比率が高い紙パ株の王子ホールディングス<3861>や日本製紙<3863>、大王製紙<3880>など。それに、原油の輸入に絡むENEOSホールディングス<5020>や出光興産<5019>、航空機燃料価格の下落が期待される日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>などが注目される。

出所:MINKABU PRESS

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