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【市況】東京株式(前引け)=大幅続落、米株急落の余波でリスクオフ鮮明に

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 22日前引けの日経平均株価は前営業日比358円93銭安の2万7114円17銭と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は6億1209万株、売買代金概算は1兆4057億円。値上がり銘柄数は292、対して値下がり銘柄数は1478、変わらずは67銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも急落したことを受け、朝方からリスク回避目的の売りが広範囲に広がった。前日に発表された米経済指標が想定以上に強い内容であったことから米長期金利が上昇し、これが米国株市場でハイテク株を中心に嫌気されており、東京市場でもこの地合いを引き継ぐ格好となった。日経平均は一時400円を超える下落をみせ、2万7000円大台攻防の様相となる場面もあった。前引け時点で全体の80%の銘柄が下落している。

 個別では東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも利益確定売りに押された。ファーストリテイリング<9983>も安い。リクルートホールディングス<6098>が値を下げ、任天堂<7974>も軟調。マキタ<6586>が急落、ゆうちょ銀行<7182>の下げも目立つ。半面、日本郵船<9101>など海運株が強い動き、第一三共<4568>も物色人気に。レアジョブ<6096>が急伸、オーバル<7727>も大きく水準を切り上げた。A&Dホロンホールディングス<7745>、GSIクレオス<8101>、エフテック<7212>なども高い。

出所:MINKABU PRESS

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