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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、タカ派姿勢再認識も


■上昇、日銀政策修正の観測後退で円売り強まる

今週の豪ドル・円は上昇。日本銀行の正副総裁人事をめぐる現行政策修正への警戒感は後退し、豪ドル買い・円売りが全体的に優勢になった。一方、豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁の議会証言はハト派寄りとの見方があったほか、1月雇用統計が予想外に悪化したことで豪ドル売り・円買いが観測されており、対円レートが伸び悩む面があった。取引レンジ:90円70銭-93円05銭。

■底堅い展開か、タカ派姿勢再認識も

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は議会証言で、金利について対応が十分でないリスクと利上げが支出を抑制するリスクを挙げ、今後の利上げ継続は慎重に行われるとの見方が浮上している。一方、雇用悪化は中銀の想定内であり、2月理事会の議事要旨発表では、今後の利上げ継続を明確にしたタカ派的なトーンが改めて認識されるとみられ、ある程度の豪ドル買いにつながる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・21日:豪準備銀行2月理事会議事要旨

予想レンジ:91円00銭-94円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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