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【市況】日経平均VIは上昇、米インフレ高止まりへの警戒感強まる

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.46(上昇率3.13%)の15.17と上昇している。なお、今日ここまでの高値は15.42、安値は14.86。

昨日米国で発表された1月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回り、インフレ高止まりへの警戒感が強まり、米株式市場で主要指数が下落した。この流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後日経225先物の戻りは鈍く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《SK》

 提供:フィスコ

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