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【市況】東京株式(前引け)=18円高、上値重く一時下落に転じる

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 27日前引けの日経平均株価は前日比18円43銭高の2万7381円18銭。前場のプライム市場の売買高概算は5億4407万株、売買代金は1兆4053億円。値上がり銘柄数は871、値下がり銘柄数は849、変わらずは115銘柄だった。

 日経平均株価は反発も上値は重い展開。前日のNYダウが205ドル高と上昇したことあり、朝方に日経平均株価は一時90円高まで上昇した。ただ、2万7400円台の水準では高値警戒感が強まったほか、米国の引け後に発表されたインテル<INTC>の決算が冴えず時間外取引で同社株が急落したことも嫌気された。1月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)が生鮮食品を除き前年同月比4.3%上昇と41年8カ月ぶりの高い水準となったことも日銀の金融政策修正に向けた思惑を呼んだ。銀行や化学、鉄鋼株が高く、海運、精密、医薬品などが軟調。

 個別銘柄では、信越化学工業<4063>や日本電産<6594>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>がしっかり。日本製鉄<5401>やダイキン工業<6367>が値を上げた。半面、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>が安く、日本郵船<9101>や商船三井<9104>が売られた。オリエンタルランド<4661>やKDDI<9433>も軟調だった。

出所:MINKABU PRESS

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