日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
27日の東京株式市場は様子見ムードの強い地合いとなりそうだ。前日の欧州株市場や米国株市場が休場だったことから手掛かり材料に事欠く展開で、日経平均株価は狭いゾーンでの小動きが予想される。前日に日経平均は反発したが、上げ幅は170円あまりにとどまり上値の重さが確認された。ここリスク回避の流れが急速に強まり、日経平均は前週末までの7営業日で2000円近い下落をみせていたが、上値では戻り待ちの売りが厚くリバウンドの勢いは弱い。中小型株の一角にはテーマ買いの動きがみられるものの、株価を大きく上昇させていたものは手仕舞い売りで急落する銘柄も前日は目立っていた。きょうも高値圏にある銘柄は不安定な株価推移を強いられるケースが想定され、物色人気が継続する銘柄は限られそうだ。
日程面では、きょうは11月の失業率、11月の有効求人倍率、11月の商業動態統計、11月の建機出荷、11月の住宅着工統計など。海外では、1~11月の中国工業企業利益、10月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数など。
出所:
MINKABU PRESS