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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 政府と日銀の共同声明の見直し論浮上で、NTショートによるスプレッド狙いの動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比330円安の2万7140円(-1.20%)前後で推移。寄り付きは2万7190円と、シカゴ日経平均先物(2万7280円)を下回るギャップダウンで始まった。その後、2万7280円まで下げ幅を縮めた後は下へのバイアスが強まり、前場半ばには2万7080円まで下落幅を広げた。終盤にかけては2万7120円~2万7180円辺りでボトムを探る動きを見せている。

 日経225先物はボリンジャーバンドの-3σ(2万7110円辺り)での推移を継続しており、この水準からは売られ過ぎが意識されて、ショートは仕掛けづらくなるだろう。前場半ばにかけては、政府と日銀が結んだ共同声明を改定する方針を固めたとの報道が材料視されて、ショートに向かわせたようだ。一方でメガバンクなどに物色が向かうなか、NT倍率は先物中心限月で14.02倍まで低下する場面も見られた。11月28日につけた13.97倍が意識されるなか、NTショートによるスプレッドを狙った動きが入っているとみられる。

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