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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ヘッジを考慮した流れのなか、NTショートが優勢


 日経225先物は11時30分時点、前日比170円高の2万8140円(+0.60%)前後で推移。寄り付きは2万8040円と、シカゴ日経平均先物(2万8045円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。直後につけた2万8010円を安値にリバウンド基調が強まり、中盤には一時2万8200円まで上げ幅を広げる場面も見られた。終盤にかけては上げ幅を縮め、2万8150円を挟んだこう着を継続。

 日経225先物は、リバランスに伴うショートカバーの動きを見せている。祝日を前に商いが膨らみづらいなかで、断続的なインデックス買いが指数を押し上げる格好であろう。また、前日に中国での新型コロナウイルス感染拡大が嫌気された香港ハンセン指数は、続落ながらも落ち着いた動きで始まったこともあり、ショートカバーを強める動きに向わせたようだ。

 日経225先物は2万8000円をサポートに、オプション権利行使価格の2万8250円に迫り、先週の調整部分を埋めに行く動きのようだ。ただし、前場の段階でリバランスの動きは一巡した可能性もあるため、後場はオプション権利行使価格の2万8125円辺りでのこう着になろう。なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.08倍に低下する場面もあった。TOPIX優位の状況により、ヘッジを考慮した流れのなか、NTショートが優勢となっている。

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