【材料】<動意株・18日>(前引け)=ラクオリア、ミクニ、アバール
ラクオリア <日足> 「株探」多機能チャートより
ミクニ<7247>=大幅高。同社は17日、インド現地法人のミクニ・インディア・プライベートリミテッド(MID)が新たに同国の二輪車メーカーであるバジャージ・オート(BAL)から燃料噴射システムを受注し、10月から生産を開始していることを明らかにしており、これが材料視されているようだ。BALはインド二輪市場で第4位(スクーターを除くと第2位)のメーカーで、年間に約200万台を生産しており、MIDの燃料噴射システムはBALの計6モデルに順次搭載される見通し。MIDがインドで販売する燃料噴射システムは、BALのほか数社への供給が見込まれ、26年には現在の約3倍に伸長すると予測されている。
アバールデータ<6918>=一時ストップ高で上げ足加速。同社は半導体製造装置用電子制御機器を手掛けており、足もとの業績は好調に推移している。特にトップラインの伸びが顕著で23年3月期は前期比4割増となる137億円を計画し、本業のもうけを示す営業利益も2ケタ増益が見込まれている。そうしたなか、17日取引終了後に通期最終利益予想の修正を発表、従来予想の16億4000万円から40億8600万円(前期比2.7倍)に大幅増額した。これは同社が保有するレーザーテック<6920>の株式売却益を特別利益として第3四半期(22年10~12月)に約35億円計上することによるもの。また、最終利益の上方修正に伴い株主還元も強化し、今期年間配当は従来計画の94円から234円に大幅に上乗せすることもあわせて発表した。従来比で2.5倍となる配当の増額でポジティブサプライズとなった。
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出所:MINKABU PRESS