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【材料】ターゲットが決算受け大幅安 前日のウォルマートとは対照的な内容=米国株個別

 ディスカウントストア大手のターゲット<TGT>が大幅安。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高は予想を上回る伸びを示したものの、1株利益が予想を大きく下回った。

 第4四半期については、厳しさを増す環境を踏まえ、売上高、最終利益とも下方修正したほか、年末年始の既存店売上高が5年ぶりに減少すると予想している。営業利益率も前回予想の約半分にあたる約3%に縮小すると予測。前日のウォルマート<WMT>とは対照的な内容で、同社独自の課題が浮き彫りになった格好。

 アナリストは「第3四半期は堅調なスタートを切ったものの、後半にトレンドが悪化し、四半期末には既存店売上高がマイナスになったようだ。第3四半期の利益が予想を大きく下回ったことや、第4四半期の既存店売上高の減少予測はインパクトが大きい」と評している。

(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:2.7%(予想:2.5%)
・1株利益(調整後):1.54ドル(予想:2.15ドル)
・売上高:261.2億ドル(予想:259.7億ドル)
・粗利益率(調整後):24.7%(予想:25.6%)
・営業利益率:3.9%(予想:5.3%)
・EBITDA(調整後):17.1億ドル(予想:20.4億ドル)
・平均顧客取引高:1.3%増(予想:0.2%)
・デジタル販売シェア:17.1%

(11-1月・第4四半期)
・既存店売上高:1桁台前半程度の減少

(NY時間09:38)
ターゲット<TGT> 151.95(-27.04 -15.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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