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【市況】25日の株式相場見通し=買い優勢、米株続急伸を好感もアジア株の動きは警戒

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 25日の東京株式市場は主力株中心に買い優勢の地合いとなることが予想され、日経平均株価は続伸しそうだ。前日は取引時間中に400円を超える大幅高となったが、後半急速に上げ幅を縮小して終値で2万7000円台を回復できなかった。しかし、きょうは買い直され2万7000円台に乗せる公算が大きい。前日の米国株市場では引き続きFRBが金融引き締め姿勢を緩めるとの見方が拠りどころとなり、景気敏感株やディフェンシブセクターの銘柄などを中心に幅広い範囲に投資資金が流入した。企業の決算発表が本格化するなか、マーケットが警戒するほど内容が悪くないこともあり、空売り筋の買い戻しを誘導して全体指数を押し上げている。ここ乱高下をみせたドル円相場も足もとでは1ドル=149円近辺で円安水準が維持されており、ハイテク輸出株などには追い風となりやすい。ただ中国の新指導部の人事を巡り前日の香港株市場が急落をみせており、きょうも取引時間中はアジア株市場の動きが全体相場に影響を与える可能性はある。主要企業の決算発表に絡んだ株価動向にも注目が集まりやすい。

 24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比417ドル06セント高の3万1499ドル62セントと大幅続伸。ナスダック総合株価指数は同92.896ポイント高の1万952.612だった。

 日程面では、きょうは9月の外食売上高、9月の全国百貨店売上高など。海外では10月の独Ifo企業景況感指数、8月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、10月の米消費者信頼感指数など。

出所:MINKABU PRESS

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