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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 円谷フィHD、寿スピリッツ、南陽 (24日大引け後 発表分)

円谷フィHD <日足> 「株探」多機能チャートより

 24日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 円谷フィHD <2767> [東証P]  ★今期経常を50%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の40億円→60億円(前期は36.3億円)に50.0%上方修正。増益率が10.1%増→65.1%増に拡大する見通しとなった。円谷プロダクションで国内外のマーチャンダイジングが伸長し、中国におけるトレーディングカードをはじめとするグッズなどの販売が好調に推移しているほか、パチンコ・パチスロ部門の収益も伸びることが上振れの要因。

 寿スピリッツ <2222> [東証P]  ★上期経常を63%上方修正
 ◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の18.7億円の黒字→30.5億円の黒字(前年同期は4.8億円の赤字)に63.3%上方修正した。行動制限の解除で人流が回復するなか、首都圏に展開する「シュクレイ」を中心に販売施策の推進が奏功し、売上高が計画を上回ったことが寄与。経費の効率的使用に取り組んだことも上振れにつながった。

 RSC <4664> [東証S]  ★今期経常を38%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の1億5400万円→2億1300万円に38.3%上方修正。減益率が36.9%減→12.7%減に縮小する見通しとなった。上期に既存管理施設の改修工事やイベント開催に伴う臨時警備業務を受託するなど、警備部門が好調に推移していることが寄与。人材サービス部門で新規に受託したイベントプロモーション業務の内製化による採算向上も上振れに貢献する。

 南陽 <7417> [東証S]  ★上期経常を27%上方修正、通期も増額、配当も5円増額
 ◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の11億円→14億円に27.3%上方修正。災害復旧工事の継続実施を背景に建設機械事業でレンタル機械の稼働率が向上したほか、半導体メーカーの積極的な設備投資を受けて産業機器事業の受注が伸びたことが要因。
  併せて、通期の連結経常利益も従来予想の27億円→29億円に7.4%上方修正。増益率が1.5%増→9.1%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  同時に、今期の年間配当を従来計画の83円→88円(前期は82円)に増額修正した。

 ムラキ <7477> [東証S]  ★上期経常を一転39%増益に上方修正
 ◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の5400万円→1億4200万円に2.6倍上方修正。従来の47.1%減益予想から一転して39.2%増益見通しとなった。想定していた仕入れコスト上昇の影響が軽微だったことに加え、コスト削減も寄与し、採算が大きく改善した。

 東リ <7971> [東証P]  ★今期経常を61%増益に上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の14.5億円→20億円に37.9%上方修正。増益率が16.6%増→60.8%増に拡大する見通しとなった。塩ビ樹脂やナイロン原糸といった主要原材料の高騰を背景とする販売価格の改定効果などが寄与する。

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