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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 一時2万8060円まで買われ25日線を突破、その後こう着も底堅い値動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比170円高の2万7980円(+0.61%)前後で推移。寄り付きは2万7960円と、シカゴ日経平均先物(2万7865円)を上回る格好から、買い先行で始まった。買い一巡後は2万7860円まで上げ幅を縮める場面もあったが、前場半ばにかけて再び強含みの動きとなり、一時2万8060円まで買われ、上値抵抗線として意識される25日移動平均線を突破。その後はこう着感が強まっているものの、2万8000円近辺での底堅い値動きを継続している。

 SQ値は概算で2万8253円だった。米国市場の上昇が追い風となり、SQに絡んだ商いは推定で日経平均型が755億円の買い超、TOPIX型は1億4000万円ほどの買い超となった。日経平均型では1銘柄当たり9万5000株程度の買い越しである。SQ通過によりその後はこう着感が強まっているものの、グローベックスの米株先物は小幅ながら主要な株価指数先物がプラス圏で推移している。そのため、25日線に上値を抑えられているとしても、ショートは仕掛けづらいだろう。反対に底堅さが意識されるなか、押し目待ち狙いのロングがエントリータイミングを切り上げてくる可能性がありそうだ。

 なお、NT倍率先物中心限月で14.39倍に上昇した。一時14.42倍まで切り上がり、同水準に位置する25日線水準を捉えている。いったんはNTロングのリバランスは入りやすいものの、底堅さが意識されるなか、押し目ではNTロングのポジションを構築する動きが意識されてきそうだ。

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