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【材料】ビッグ・ロッツが決算を受け上昇 1株損益の赤字が予想ほど膨らまず=米国株個別

 ディスカウントストアのビッグ・ロッツ<BIG>が取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高は予想以上の減収となったものの、売上高は予想範囲内となった。ただ、株価は上昇の反応を見せている。1株損益の赤字が予想ほど膨らまなかったことが安心感を与えた模様。

 第3四半期については、既存店売上高が2桁台前半の減収を見込んでいる一方、売上高は店舗数の拡大により、前年比で約1.4%の成長を見込んでいる。第3四半期も引き続き大規模なプロモーション活動を予定しており、粗利益率は30%台半ばになると予想。ただ、第4四半期については大幅な改善を見込んでおり、前年とほぼ同水準にするために経費削減のアクションを継続的に実施するとしている。

 同社のソーンCEOは声明で「コスト管理を徹底し、バーゲンおよびクローズアウト、低価格帯への品揃えの変更などを大きく前進させた。バランスシート強化と流動性確保に向けた重要なステップを踏み出した」と述べた。

(5-7月・第2四半期)
・既存店売上高:-9.2%(予想:-7.8%)
・1株損益(調整後):-2.28ドル(予想:-2.46ドル)
・売上高:13.5億ドル(予想:13.5億ドル)
・粗利益率(調整後):32.6%(予想:32.3%)
・在庫:11.6億ドル(予想:10.5億ドル)

(8-10月・第3四半期見通し)
・既存店売上高:2桁台前半の減収

(NY時間13:22)
ビッグ・ロッツ<BIG> 23.36(+1.81 +8.40%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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