市場ニュース

戻る
 

【材料】ベスト・バイが決算受け上昇 数字に安心感も=米国株個別

 家電販売のベスト・バイ<BBY>が取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、全体の既存店売上高は予想ほどの減収とならなかったものの、米既存店売上高の減収は予想以上だった。ただ、売上高は予想範囲内だったほか、1株利益が予想を上回った。

 通期の既存店売上高については従来の見通しを据え置いたほか、第3四半期については、前回示した見通しよりも既存店売上高の減収幅が若干拡大するとの見方を示している。

 マクロ環境はいくつかの要因によってより厳しいものとなっており、それが当業界にさらなるプレッシャーを与えているという。

 ただ、数字に安心感が広がっているようで、同社株は買いの反応を見せている。

(5-7月・第2四半期)
・既存店売上高:-12.1%(予想:-13.1%)
  米国:-12.7%(予想:-11.3%)
  海外:-4.2%(予想:-7.1%)
  米エンターテインメント:-9.2%
  電気器具:-1.2%
  コンピューター・携帯:-16.6%
  家電:-14.7%
  オンライン事業:-14.7%
・1株利益(調整後):1.54ドル(予想:1.35ドル)
・売上高:103.3億ドル(予想:103.3億ドル)
  米国:95.7億ドル(予想:96.8億ドル)
  海外:7.6億ドル(予想:7.8億ドル)

(8-10月・第3四半期見通し)
・前回示した-12.1%よりも減収幅はやや拡大

(通期見通し)
既存店売上高:約-11%(従来:-11%)(予想:-10.7%)

(NY時間10:30)
ベスト・バイ<BBY> 77.15(+3.45 +4.68%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探からのお知らせ

    日経平均