【特集】10万円以下で買える、増収増益&低PBR 26社 【スタンダード】編 <割安株特集>
シンニッタン <日足> 「株探」多機能チャートより
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証スタンダード上場企業では795銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、22年4-6月期(第1四半期)決算で増収増益を達成し、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄に注目してみた。
下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額30億円以上、(3)4-6月期に売上高と経常利益が前年同期比10%以上増加、(4)PBRが0.8倍以下――を条件に投資妙味が高まる26社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは19日現在)
19日(金)に配信した「10万円以下で買える、増収増益&低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。
最低投資 ┌─売上高─┐ ┌ 経常利益 ┐
コード 銘柄名 金額 増収率 4-6月期 増益率 4-6月期 PBR
<6319> シンニッタン 21900 29.7 5181 137 292 0.35
<5363> TYK 27800 13.8 6947 56.4 1173 0.38
<9380> 東海運 28300 13.7 10638 69.7 331 0.49
<4531> 有機薬 31800 23.5 3173 444 392 0.62
<6837> 京写 32300 21.3 5909 99.0 191 0.61
<6927> ヘリオスTH 36700 17.1 1886 1892 239 0.50
<4990> 昭和化 37900 11.4 2265 53.3 230 0.64
<4231> タイガポリ 43200 15.6 10662 123.0 641 0.26
<2114> フジ日本 47100 10.6 5336 74.7 608 0.63
<7923> トーイン 49800 11.9 3120 386 34 0.27
<6023> ダイハツデ 52700 20.8 14078 322 570 0.39
<8596> 九州リース 59300 76.4 10031 28.2 1126 0.40
<8772> アサックス 60000 11.3 1484 16.9 1029 0.48
<2750> 石光商事 62900 33.4 14422 116 727 0.46
<6488> ヨシタケ 64100 16.9 1871 60.9 362 0.62
<2329> 東北新社 66700 13.4 13131 43.8 1044 0.41
<7486> サンリン 69500 13.9 6473 85.2 113 0.47
<8835> 太平発 69500 113 12372 1475 441 0.37
<7214> GMB 71000 15.1 20007 136 931 0.18
<3878> 巴川紙 75300 18.0 8894 61.6 944 0.53
<8045> 浜丸魚 77000 11.1 9042 818 156 0.40
<5984> 兼房 77900 17.0 5308 114 853 0.42
<3447> 信和 80500 12.5 4368 16.8 529 0.75
<5391> A&AM 86700 10.9 8980 25.5 59 0.43
<7490> 日新商 89100 19.8 9561 148 322 0.31
<1905> テノックス 90800 33.2 4245 198 119 0.51
※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、増収率・増益率が%、PBRが倍。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。
株探ニュース