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【市況】東京株式(前引け)=続落、米CPI発表前にリスク回避の売り優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 10日前引けの日経平均株価は前営業日比232円89銭安の2万7767円07銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は5億5338万株、売買代金概算は1兆3663億円。値上がり銘柄数は731、対して値下がり銘柄数は1015、変わらずは90銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数が揃って軟調だったことで、リスク回避の売りが優勢となった。米株市場では大手半導体メーカーの業績下方修正を受け半導体関連株に売りがかさみ、東京市場でもこの流れを引き継ぎ、ハイテクセクターに下げる銘柄が目立つ。日本時間今晩に予定される7月の米CPI発表を控え、積極的に押し目に買い向かう動きもみられない。あすは東京市場が休場であることも保有株のポジションを低める動きを助長しているもようだ。

 個別では断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が1000円あまりの下げとなったほか、東京エレクトロン<8035>の下値模索も続いている。ここ上値追いの続いていたファーストリテイリング<9983>も急反落。メルカリ<4385>、ダブル・スコープ<6619>なども安い。OATアグリオ<4979>が大幅安、ペプチドリーム<4587>も大きく水準を切り下げた。半面、レノバ<9519>が大幅高に買われ、住友林業<1911>も値を飛ばした。マツダ<7261>も買いを集めた。ロート製薬<4527>が急騰、マクロミル<3978>はストップ高でカイ気配に張り付いている。

出所:MINKABU PRESS

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