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【材料】マツダが大幅3日続伸、第1四半期は営業赤字転落も通期予想据え置きで回復に期待

マツダ <日足> 「株探」多機能チャートより
 マツダ<7261>が大幅高で3日続伸し年初来高値を更新している。9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高6172億2300万円(前年同期比23.2%減)、営業損益195億2800万円の赤字(前年同期261億600万円の黒字)、最終利益149億9700万円(前年同期比31.8%増)と営業赤字に転落したが、23年3月期通期業績予想は、売上高3兆8000億円(前期比21.8%増)、営業利益1200億円(同15.1%増)、最終利益800億円(同1.9%減)の従来見通しを据え置いており、これが好感されている。

 会社側によると、第1四半期は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う上海ロックダウンで部品調達が不足し、生産及び出荷台数が減少し、グローバル販売台数が23万3000台(前年同期比34.0%減)と落ち込んだことが響いたという。ただ、足もとの需要は堅調に推移しているとして、第2四半期以降は通常操業レベルへと回復を見込んでいる。なお、通期予想の想定為替レートは1ドル=123円、1ユーロ=133円としている。

出所:MINKABU PRESS

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