【市況】東京株式(前引け)=続伸、欧米株高受け上値追い続く
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、戻り相場の地合いが継続した。前週末の欧州株市場が全面高に買われたほか、米国株市場ではハイテク株や金融株が大きく買われ、NYダウが800ドルを超える上昇をみせるなどリスク選好の動きを強めた。市場のセンチメントが改善した東京市場も、これに追随する格好となった。ただ、日経平均は一時300円を超える上昇をみせたが、2万6000円台後半では戻り売り圧力も観測され、前引けはやや上げ幅を縮小している。個別ではプライム市場全体の63%の銘柄が値を上げた。
個別では売買代金首位のレーザーテック<6920>、同2位の東京エレクトロン<8035>が揃って上昇したほか、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など海運株への買いも目立つ。ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。ソニーグループ<6758>が堅調、ファーストリテイリング<9983>も値を上げた。ダブル・スコープ<6619>は大幅高に買われた。半面、レノバ<9519>が軟調、KDDI<9433>、NTT<9432>なども安い。広済堂ホールディングス<7868>、ラクーンホールディングス<3031>、エムアップホールディングス<3661>などが大幅安となった。
出所:MINKABU PRESS