【材料】今週のマーケット展望「日経平均予想は26900~27500円」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。
3月末確定分の配当金が入金された方も多いのではないでしょうか。再投資にまわすか、欲しいものを買うか、使い道を考えるのも楽しいですよね!
さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、6月27日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。
まず広木さんは、『先週末の米国株式市場でダウ平均は前日比823ドル高と大幅に続伸し、3万1500ドルの節目を回復して終えた』と伝えると、『週明けの東京市場も買い先行で始まるだろう』と見解を述べています。
また、今週は『6月最終週とあって配当金再投資によって日本株相場は堅調推移が見込まれる』と、さらには『四半期末、2022年カレンダーイヤーの上半期末だ。年金などの機関投資家の一部には相場が下がった分、エクスポージャーを維持するリバランスの買い需要も発生するだろう』と、今週の日本株相場について予想しています。
こうしたことから、『日経平均は13日から14日にかけて空けた窓を埋め、2万7000円台回復を試すだろう。 2万7000円台手前には25日移動平均があるが、問題なく抜けると思う』と、広木さんはポジティブにみているようです。
さらに、『ミシガン大学が発表した6月の消費者態度指数(確報値)の調査で消費者が予想する1年先と5年先のインフレ率は速報値から低下した。利上げ加速への過度な警戒感が後退した』として、『これを受けてハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3%を超える大幅上昇。 東京市場でも先週末はこれまで大きく売られていた半導体関連株やグロース(成長)株のリバウンドが目立った』と伝えています。
そして、『先週末の米国市場の動向はこのグロース株の戻りをさらに後押ししそうだ。その意味でも30日に発表されるマイクロン・テクノロジーの決算には注目したい』と今週の注目点を挙げています。
もうひとつ注目の指標は、『30日に発表される個人消費支出(PCE)コアデフレーターだ。5月のコアデフレーターは前年比で+4.8%と、3ヶ月連続での鈍化が予想されている』とのことです。
また、『このところ上海総合指数の上昇が顕著となっているが、上海市は25日、新型コロナウイルスの市中の新規感染者が24日時点でゼロとなったと発表した。新規感染ゼロの達成を受けて、今後はさらに規制を緩和し、市民生活の正常化を急ぐ』とした上で、『30日に発表される中国のPMIも改善が予想され、中国関連株の物色が活発になるだろう』と考察しています。
参考にしてみてくださいね。
山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。
フィスコマーケットレポーター 山崎みほ
《FA》
提供:フィスコ