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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):サイステップ、トーセ、VIX短先物

サイステップ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ニトリホールディングス <9843>  13,645円  -65 円 (-0.5%)  本日終値
 ニトリホールディングス<9843>は続落。前週末22日の取引終了後に発表した4月度(3月21日~4月20日)の月次国内売上高で、既存店売上高が前年同月比0.8%減と3カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。テレビCM効果や「春の家電キャンペーン」の実施により、寝具寝装品や新生活家電商品などの売り上げが計画に対して順調に推移した。ただ、前年同月が2.1%増と好調だった反動があったことに加えて、日曜日が1日少なく、祝日が1日多いことによる影響もあった。なお、全店売上高は同1.8%増だった。

■木徳神糧 <2700>  4,960円  +700 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 木徳神糧<2700>はストップ高。前週末22日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を975億円から1030億円(前期比4.5%減)へ、営業利益を4億8000万円から10億円(同90.1%増)へ、純利益を3億5000万円から9億円(同78.2%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を25円から35円へ引き上げたことが好感された。21年産米が20年産米に続く豊作となり、供給過剰の状況が続いており、国内の米穀取引価格が下落傾向で推移している一方、円安の影響を受けてミニマム・アクセス米と輸入乾牧草の販売単価が上昇していることが要因。また、米穀在庫の適正化に注力し需給環境に対応した仕入れが可能となったことや、仕入れルートの複線化を推進し原料調達や提案営業で優位性を実現したこと、更に販売及び管理費用の削減を徹底したことなどが寄与する。なお、年間配当予想は60円(前期50円)になる予定だ。

■サイバーステップ <3810>  714円  +100 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 サイバーステップ<3810>は4営業日連続のストップ高。オンラインクレーンゲーム「ネットキャッチャー ネッチ」を運営するネッチの全株式を取得し子会社化することを発表しており、これによる業容拡大効果を材料視する動き。市場では「材料発現が株高の背景にあるとはいえ、既に需給思惑のみで上がっている感が強い。寄り付いてからの動きが注目されるが、貸株調達による空売りしかできない片道信用銘柄で、一般投資家の参戦はリスクが大きい」(中堅証券マーケットアナリスト)という声が聞かれる。

■VIX短先物 <1552>  2,365円  +312 円 (+15.2%)  本日終値
 国際のETF VIX短期先物指数<1552>が大幅続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。22日の米VIX指数は前日に比べ5.53(24.38%)ポイント高の28.21に急上昇した。パウエルFRB議長が21日に、5月3~4日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%の利上げを示唆したことなどが嫌気された。これを受け、NYダウが一時1000ドルを超える下落となるなど、米国市場は再び弱含みの動きとなっている。

■トーセ <4728>  799円  +100 円 (+14.3%) ストップ高   本日終値
 トーセ<4728>がストップ高。この日に行われた第2四半期決算説明会で、明日午前10時から京都市及びANAホールディングス<9202>、そのグループ会社のANA NEOとメタバース事業に関する連携協定の締結式を実施する予定であると発表しており、これが好材料視されたようだ。なお、詳細については、協定発表で発表するとしている。

■大興電子通信 <8023>  446円  +39 円 (+9.6%)  本日終値
 大興電子通信<8023>が急反発。前週末22日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、営業利益が13億円から15億6000万円(前の期比38.5%増)へ、純利益が8億8000万円から12億3000万円(前の期4億5200万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。年明けからの新型コロナウイルス感染者数の増加が顧客訪問を中心とした営業活動のブレーキとなったことに加え、半導体を中心とした電子部品の不足によるハードウェアの納品遅れがあり、売上高は380億円から355億円(前の期比2.1%減)へ下振れた。ただ、ソフトウェアサービスが比較的堅調に推移したことにより売上総利益が増加したほか、新型コロナの影響で販管費が減少したことが利益を押し上げた。また、業績上振れに伴い、12円を予定していた期末一括配当を15円(前の期10円)にするとあわせて発表した。

■システムインテグレータ <3826>  483円  +24 円 (+5.2%)  本日終値
 システムインテグレータ<3826>は7日ぶりに反発。前週末22日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を10万株(発行済み株数の0.91%)、または5000万円としており、取得期間は4月25日から5月13日まで。株主還元、インセンティブ・プランでの活用並びに今後の経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することが目的という。

■シイエヌエス <4076>  1,626円  +71 円 (+4.6%)  本日終値
 シイエヌエス<4076>が大幅反発。前週末22日の取引終了後、22年5月期の連結業績予想について、売上高を52億7000万円から53億9700万円(前期比11.5%増)へ、営業利益を4億6700万円から5億1500万円(同12.4%増)へ、純利益を3億3400万円から3億8700万円(同15.2%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を30円から45円(前期30円)へ引き上げたことが好感された。上期に続き、下期もデジタル革新推進事業及びシステム基盤事業(オンプレミス基盤)が好調に推移したことなどが要因としている。

■ヤマト <1967>  804円  +27 円 (+3.5%)  本日終値
 ヤマト<1967>が反発。前週末22日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が435億円から455億7000万円(前の期比4.1%増)へ、営業利益が29億3000万円から36億7000万円(同19.1%増)へ、純利益が21億8000万円から27億5000万円(同20.2%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。水処理プラントや冷凍・冷蔵の売り上げが順調に推移したことに加えて、生産システムの合理化などにより工事採算性が改善したことが要因という。また、業績上振れに伴い15円を予定していた期末一括配当を25円(前の期15円)にするとあわせて発表した。

●ストップ高銘柄
 AppBank <6177>  194円  +50 円 (+34.7%) ストップ高   本日終値
 フルハシEPO <9221>  2,298円  +400 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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