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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、3連休控え調整の売りが重石に

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      4,458.20(+11.6)
ナスダック100先物  14,283.90(+66.6)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は上昇、NYダウ先物は80ドル高。NY原油先物(WTI)は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


13日の主要3指数は反発。前日終値付近で寄り付いた後は上げ幅を拡大する展開でダウは344ドル高の34564ドルと、3日ぶりにプラスへ浮上した。この日発表された生産者物価(PPI)はコア指数も含め強い内容となり、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速を警戒した売りが先行。ただ、材料はほぼ出尽くし、自律反発狙いの買いが相場をけん引した。ウクライナ情勢は不透明だが、決算発表を前に好業績への期待が高まった。


本日は伸び悩みか。今晩発表の経済指標で新規失業保険申請件数は前週ほど改善が見込めないが、小売売上高は前月から伸びを拡大すると予想され、回復持続を好感した買いが先行しそうだ。ただ、来月の連邦公開市場委員会(FOMC)に向けFRB当局者はタカ派姿勢を緩めず、金利先高観からハイテク関連への売りが強まりやすい。また、ロシアのウクライナへの攻撃も警戒され、NY市場の明日からの3連休を前に調整の売りが上値を抑えよう。

《TY》

 提供:フィスコ

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