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【市況】NY株式:NYダウ65ドル安、ロシア・ウクライナ停戦期待が後退

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は反落。ダウ平均は65.38ドル安の35228.81ドル、ナスダックは177.36ポイント安の14442.27で取引を終了した。ロシアとウクライナの停戦交渉を巡り、ロシア側が「事態打開の進展なし」との見解を示したほか、引き続き攻撃を継続したため、停戦期待が後退し、寄り付き後、下落。国防省が「ロシアはキエフ周辺部隊を再編している」と発表すると、停戦への不透明感が広がりさらなる売り材料となった。また、景気後退入りの可能性への懸念も根強く、終日軟調に推移。セクタ?別ではエネルギー、食・生活必需品小売が上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落した。

防衛関連のロッキード・マーチン(LMT)はロシア、ウクライナ停戦期待の後退で上昇。石油化学メーカーのエクソン(XOM)やシェブロン(CVX)は原油高を受け、収益増に繋がるとの期待に、買われた。高級家具販売会社のRH(RH)は昨日引け後に発表された四半期決算で内容が予想を下回ったほか、最高経営責任者(CEO)がロシア、ウクライナ戦争の影響が需要の鈍化に繋がっており、サプライチェーン混乱が長期化する懸念を表明し、下落。関連小売りのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)も売られた。オンラインのペット用品販売のチューイ(CHWY)も第4四半期決算で1株損失が予想以上に膨らんだほか、見通しも予想を下回り下落。

カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁はバランスシートを縮小すれば、利回り曲線がスティ?プニングするだろうとの考えを示した。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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