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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ロジスネクス <日足> 「株探」多機能チャートより

■ロジスネクス <7105>  990円 (-175円、-15.0%)

 東証1部の下落率トップ。三菱ロジスネクスト <7105> が急反落。21日の取引終了後、東京証券取引所の市場区分見直しに関し、スタンダード市場の上場維持基準を充たしていないことから、市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書を作成したと発表。上場維持基準のうち「流通株式比率」が不適合となっており、会社側では事業法人や金融機関などが保有するロジスネクス株式比率の縮小を課題として速やかに取り組んでいくとした。同社を巡っては、8月に親会社の三菱重工業 <7011> が完全子会社化の検討を進めていると報じられた経緯があり、今回ロジスネクスが基準適合に向けた取り組みを進める構えをみせたことで、TOB期待が後退したとの見方もあるようだ。

■日本オラクル <4716>  9,260円 (-1,030円、-10.0%)

 東証1部の下落率2位。日本オラクル <4716> が大幅反落。同社は21日取引終了後、22年5月期第2四半期累計(6-11月)単独営業利益は340億7900万円(前年同期比3.1%増)となり、第2四半期として過去最高益を達成したと発表したが、織り込み済みとの見方が優勢のようだ。なお、通期計画は開示されていない。ライセンスビジネスは流通サービスや製造業が堅調に推移し、クラウドサービスでは幅広い業種において新規契約を得た。また、ライセンスサポートは高い契約更新率を維持しており、クラウドライセンス&オンプレミスライセンスの販売に伴う新規保守契約も高水準を堅持しているとした。

■ツルハHD <3391>  11,380円 (-640円、-5.3%)

 東証1部の下落率4位。ツルハホールディングス <3391> が3日ぶりの大幅反落で年初来安値を更新。同社は21日取引終了後、22年5月期第2四半期累計(5月16日-11月15日)連結営業利益が227億900万円(前年同期比18.9%減)だったと発表した。通期計画512億円(前期比5.8%増)に対する進捗率は44.4%。精肉・青果の導入をはじめとする既存店舗の改装を推進したほか、プライベートブランドにおいては商品開発・販売体制を強化したことで、前期の感染予防関連商材の需要増に対する反動減が見られるなか、食品は引き続き堅調に推移したとしている。

■西松屋チェ <7545>  1,332円 (-24円、-1.8%)

 西松屋チェーン <7545> が反落し、年初来安値を更新。同社は21日取引終了後、12月度(11月21日~12月20日)既存店売上高は前年同月比3.7%減と発表した。下振れは2ヵ月ぶり。全店ベースでは同0.3%減だった。後半の気温が前年と比較して高めに推移し、春物衣料が順調に立ち上がったものの、冬物衣料の売上高は前年を下回ったとしている。

※22日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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