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【特集】レンティア Research Memo(3):事業セグメントは3つだが、主力はレンタル関連(1)

レンティア <日足> 「株探」多機能チャートより

■事業概要

1. 事業セグメント
開示されている事業セグメントは、レンタル関連、スペースデザイン、物販の3つで、それぞれの売上高比率(2020年12月期実績)は、レンタル関連が68.6%、スペースデザインが19.0%、物販が12.5%であった。さらに営業利益の比率(同)では、レンタル関連が86.7%、スペースデザインが6.8%、物販が6.4%となっており、主力事業はレンタル関連と言える。またコーユーレンティア<7081>では、各種IT関連のハードウェア(PCやタブレット、プリンター等)およびソフトウェアのレンタル、コールセンター関連、キッティングサービス等も行っており、これらを「ICT関連」として分類しているが、これらは独立したセグメントではなく、各セグメントの中に含まれている。

同社は全国規模で事業を展開しているが、地域別売上高比率(2020年12月期)は、首都圏が65.1%、関西が13.6%、九州が8.2%、北海道・東北が5.6%、中部が5.6%、中四国が2.5%となっている。主力のレンタル関連が、首都圏で比較的シェアが高いことから、首都圏の売上高比率が高くなっている。また各事業を担う会社別では、レンタル関連は親会社である同社と子会社のコーユーロジックス(株)(物流)およびコーユーイノテックス(株)(ICT)が担い、スペースデザインは子会社のONEデザインズが、物販は子会社の広友物産(株)※と広友サービス(株)がそれぞれ担っている。

※設立母体の廣友物産とは別会社(2009年4月に新設分割)。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《ST》

 提供:フィスコ

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