【市況】株価指数先物【昼のコメント】　目先的な達成感も意識され2万9000円を挟んだ保ち合いに

　日経225先物は11時30分時点、前日比140円安の2万8980円（-0.48％）前後で推移。寄り付きは2万9150円と小幅に続伸して始まったもののシカゴ日経平均先物清算値（2万9185円）には届かず、寄り付きを高値に下げに転じた。前場半ばには切り返す場面もあったが、寄り付きの2万9150円を超えられず、反対に戻り待ちの売りに押される格好となり一時2万8920円まで下落幅を広げた。ただし、積極的に売り込む流れにもならず、その後は2万9000円を挟んだ保ち合いを継続。

　日経225先物は25日移動平均線水準まで回復したこともあり、先週の強い上昇に対する反動といった値動きであろう。目先的には達成感も意識され、強弱感が対立しやすい水準でもある。そのため、引き続き2万9000円水準での底堅さを見極めるスタンスになりそうだ。なお、NT倍率は14.38倍に上昇しているものの、上値抵抗線となる25日、75日線が14.41～14.44倍に位置しているため、横ばい推移となろう。

株探ニュース