【特集】「アルミニウム」が26位、LMEで13年ぶり高値続き関心高まる<注目テーマ>
昭電工 <日足> 「株探」多機能チャートより
1 半導体
2 旅行
3 パワー半導体
4 脱炭素
5 半導体製造装置
6 LNG
7 デジタルトランスフォーメーション
8 再生可能エネルギー
9 リチウムイオン電池
10 水道関連
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「アルミニウム」が26位となっている。
14日のロンドン金属取引所(LME)でアルミニウム3カ月先物価格が上昇し、公式価格は1トン=3171.0ドルと前日比で83.0ドル上昇し、08年7月以来の高値水準を付けている。
アルミは、軽量化を目的に電気自動車(EV)で使用され需要が増加していることに加えて、今年8月には中国の干ばつに伴う電力不足で生産が滞ったことや、アルミニウム原料であるボーキサイトの主産地であるギニアでクーデターが発生したことが価格上昇に拍車をかけている。価格上昇は当面続くとの見方もあることから、テーマとしての注目度を高めることにつながっているようだ。
アルミ価格の上昇は原材料価格の上昇となって多くの製造業にネガティブな影響を与える一方、アルミニウム材料などを手掛ける企業には恩恵も大きい。この日は、アルミ大手の昭和電工<4004>、日本軽金属ホールディングス<5703>、UACJ<5741>などが買われたほか、アルミ2次合金地金の国内トップである大紀アルミニウム工業所<5702>も高い。
出所:MINKABU PRESS