【注目】★本日の【イチオシ決算】 TSIHD、放電精密、トランザク (10月5日)
TSIHD <日足> 「株探」多機能チャートより
1)本日(10月5日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【TSIHD <3608> 】 ★上期経常は一転黒字浮上で上振れ着地・通期計画を超過
◆22年2月期上期(3-8月)の連結経常損益は20億円の黒字(前年同期は96.4億円の赤字)に浮上し、従来の3億円の赤字予想から一転黒字で着地。新型コロナウイルス感染再拡大の影響で売上高は計画を下回ったものの、仕入れ・販売コストの抑制や正価販売の強化による採算改善に加え、販管費の抑制が奏功した。また、受取配当金が計画を上回ったことや為替差益1.3億円を計上したことも利益を押し上げた。
通期計画の16億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
●サプライズな決算発表・業績修正
日金銭 <6418> ★上期経常を一転黒字に上方修正
◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の4億円の赤字→3.5億円の黒字(前年同期は15.6億円の赤字)に上方修正した。米国ゲーミング市場で設備投資意欲が回復基調にあるほか、欧州コマーシャル市場(金融・流通・交通分野)向けを中心に決済手段の非接触・非対面化ニーズが増大し、売上高が計画を上回ったことが寄与。販促費の効率的な支出や開発費の抑制、固定費削減なども上振れにつながった。
放電精密 <6469> [JQ] ★今期経常を27%上方修正
◆22年2月期の連結経常損益を従来予想の3億6500万円の黒字→4億6500万円の黒字(前期は5億8200万円の赤字)に27.4%上方修正した。放電加工・表面処理部門で想定以上に原価低減が進んでいることに加え、全社費用の削減なども寄与し、採算が大きく改善する。
トランザク <7818> ★前期経常を一転1%増益・最高益に上方修正、配当も3円増額
◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の25.4億円→28.7億円に13.2%上方修正。従来の11.0%減益予想から一転して0.7%増益を見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適用が長期化した影響で売上高は計画を下回ったものの、売上総利益率の改善や販管費の計画的支出が奏功し、採算は大きく改善した。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の19円→22円(前の期は18円)に増額修正した。
2)10月6日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算
■引け後発表
◆本決算:
<3498> 霞ヶ関C [東M]
◆第1四半期決算:
<1376> カネコ種
<4430> 東海ソフト
<4825> WNIウェザ
<5932> 三協立山
<6552> ゲームウィズ
<8908> 毎コムネット
◆第2四半期決算:
<2653> イオン九州 [JQ]
<2686> ジーフット
<3141> ウエルシア ★
<4343> イオンファン
<7450> サンデー [JQ]
<7512> イオン北海道
<7630> 壱番屋
<8198> MV東海 [東2]
<8267> イオン ★
<8287> MV西日本 [東2]
<8570> イオンFS ★
<9787> イオンディラ
<9846> 天満屋ス [東2]
<9876> コックス [JQ]
◆第3四半期決算:
<2734> サーラ
<5942> フイルコン
合計23社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
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