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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):バーチャレク、住石HD、ジェイリース

ジェイリース <日足> 「株探」多機能チャートより
■マーベラス <7844>  696円  -12 円 (-1.7%)  本日終値
 マーベラス<7844>は朝高後冴えない展開。4日の取引終了後、「牧場物語 オリーブタウンと希望の大地」の世界累計出荷本数が100万本を突破したと発表。朝方はこれを好感する動きから株価は上昇したが、相場の軟化もあって次第に売り優勢の展開となっている。「牧場物語」シリーズは、1996年に1作目を発売、今年2月に最新作「牧場物語 オリーブタウンと希望の大地」Nintendo Switch版を発売した人気シリーズ。自然がいっぱいの牧場で、作物づくりや動物の世話、街に住む人たちの出会いや恋愛など人生をまるごと楽しめる「ほのぼの生活ゲーム」で、日本はもとより欧米やアジアなどグローバルで展開している。なお、今後「牧場物語」IP(知的財産)について、テンセントグループ(中国・深セン)とモバイルゲームでの取り組みなどコンテンツ展開の幅を拡大しIPの強化を図るとしている。

■弁護士ドットコム <6027>  6,060円  -70 円 (-1.1%)  本日終値
 弁護士ドットコム<6027>は7日続落している。4日の取引終了後、同社のWeb完結型クラウド電子契約サービス「クラウドサイン」と、サイボウズ<4776>のクラウド型グループウェア「Garoon」を連携させた「CLOUDSIGN to Garoon」の提供を開始すると発表したが、全般相場が軟調のなか好材料視する動きは限定的のようだ。「CLOUDSIGN to Garoon」は、Garoonのワークフロー承認・自動承認機能と、クラウドサインの電子契約が連携し、契約締結に関するスムーズな業務プロセスを実現させた。これまで、Garoonとクラウドサインを使用した場合、ワークフローで承認された契約などに関してはクラウドサインにログインし直し、契約送信のために同じ情報を入力する必要があり、入力する手間や入力ミスが発生することがあったが、同サービスにより承認ワークフローから契約送信、締結後の契約書管理を自動で行うことが可能になるとしている。

■チヨダ <8185>  817円  -8 円 (-1.0%)  本日終値
 チヨダ<8185>は冴えない展開となっている。午後1時45分ごろ、保有する投資有価証券6銘柄を売却したことに伴い、22年2月期の連結業績で投資有価証券売却益7億2700万円を特別利益として計上すると発表したが、好材料視する動きは限定的のようだ。なお、通期業績予想の影響については、その他の要因も含めて精査中としている。

■アレンザHD <3546>  1,361円  -2 円 (-0.2%)  本日終値
 アレンザホールディングス<3546>は全般安に連れ軟調スタートとなったものの、その後下げ幅を縮め一時、プラスに転じる場面もあった。4日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、売上高を1540億円から1546億円(前期比1.8%減)へ、営業利益を51億円から59億3000万円(同29.0%減)へ、純利益を33億円から40億円(同22.2%減)へ上方修正したことを好感した買いが下値に入っているようだ。上期において、チラシの削減やデジタル販促の推進などのコスト削減に取り組んだ結果、販管費が従来計画を下回っていることが要因。またペットショップ売り上げが好調に推移したことにより売上総利益率が計画を上回ったとしている。

■バーチャレク <6193>  919円  +121 円 (+15.2%)  本日終値
 バーチャレクス・ホールディングス<6193>は反発し年初来高値を更新した。4日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表し、営業利益を2億2500万円から3億円(前期比82.9%増)へ増額しており、これを好感した買いが入ったようだ。売上高見通しも61億円から61億5000万円(同9.2%増)へ引き上げた。上期にプロジェクト利益率の向上や販管費の抑制が進んだことなどから、通期見通しを見直した。

■住石ホールディングス <1514>  164円  +12 円 (+7.9%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 住石ホールディングス<1514>は大口の投資マネーが流入、全般波乱相場のなかで低位材料株の強みを発揮し上値指向を鮮明としている。中国では電力不足が問題となっているが、その背景には「経済制裁を目的とした豪州からの輸入炭の削減がある」(国内証券アナリスト)といわれている。その豪州から積み出される石炭価格はここ高騰しており、石炭需給の逼迫を背景に過去最高値圏に浮上している状況。これが、豪州からの輸入炭事業を主力とする同社株を刺激する格好となった。一方、同社は人工ダイヤモンドを製造販売していることでも思惑があり、次世代2次電池の有力候補とされるダイヤモンド電池関連としての材料性も注目されている。

■ジェイリース <7187>  2,081円  +43 円 (+2.1%)  本日終値
 ジェイリース<7187>は全体波乱相場のなかも堅調。同社は4日、日立不動産(東京都渋谷区)と業務提携し、日立不動産が取り扱う賃貸借物件を対象に家賃債務保証サービスを提供開始すると発表しており、今後の業容拡大が期待されているようだ。また、保証サービスのほかに「緊急時駆け付けサービス」「居室内事故発生時の補償」などの生活に関わる付帯サービスもあわせて提供する。

■イード <6038>  885円  +18 円 (+2.1%)  本日終値
 イード<6038>は全般相場軟調のなかでしっかり。4日の取引終了後、進学相談イベントを展開するリンク(横浜市都筑区)の全株式を取得し子会社化したと発表。リンクは、私立小学校・中学校・高等学校を中心とする進学相談イベントを東京・神奈川で展開するほか、フリーペーパー「Fravent(フレヴァン)」を発行している。今回の子会社化に伴い、イードが運営する教育情報サイト「リセマム(保護者向け)」「リシード(教育関係者向け)」との連携により、進路情報をリアルとオンライン、紙媒体とWeb媒体で全方位から発信するとしている。

■京進 <4735>  570円  +11 円 (+2.0%)  本日終値
 京進<4735>が反発。午後1時ごろ、グループ会社のヒューマンライフが運営するキャリアスクール「介護のキャンパス」で新たに2校を新規開校すると発表。今回開校するのは、布施校(大阪府東大阪市、10月13日開校予定)と尼崎校(兵庫県尼崎市、10月30日開校予定)の2校。長期化するコロナ禍の影響による失業や継続する雇用情勢の悪化、就業以外にも将来の介護を見据えた知識の取得などの理由から、昨年来、「介護職員初任者研修コース」の受講希望者が増加し続けており、これに対応する。なお、今年度は更に2校の開校を予定しているという。

●ストップ高銘柄
 かんなん丸 <7585>  642円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値
 プロジェクトカンパニー <9246>  4,660円  +700 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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