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【材料】ユニリタ---1Q増収減益、サービスシフト好調に進み将来の収益拡大期待高まる

ユニリタ <日足> 「株探」多機能チャートより

ユニリタ<3800>は10日、2022年3月期第1四半期の連結業績を発表した。売上高は2,474百万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は112百万円(同13.8%減)、経常利益は212百万円(同10.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は134百万円(同53.1%減)となった。

同社が進めるサービスシフトに向けた取り組みが順調な立ち上がりとなり、業績は計画比で堅調に推移した。なお、減益について、主因としては事業のサービスシフト(サブスクリプションモデルへの転換)を前期よりさらに積極的に推進しているためである。サブスクリプションモデルでは売上が累積型となるため売上構造が下期偏重となり、この点が利益面にも影響した。また、人材を含む投資計画も実行した。親会社株主に帰属する四半期純利益の減少については、前年同期に計上した投資有価証券売却益の反動減が影響した。

同社は3カ年中期経営計画のもと、「サービス提供型事業の創出」「カテゴリ別戦略によるクラウドサービス事業の拡大」「企業価値向上に向けた経営基盤の強化」を推進している。サービス面では具体的に、主力ソフトウェアプロダクトにおける自社開発のプロダクトで、システム運用に特化した高付加価値用途の拡大とサービス化を進める。また、クラウドサービスでは課題領域、対象顧客、市場規模などからクラウドサービスを「IT活用」「事業推進」「ソーシャル(社会)」の3つのカテゴリに区分し、各カテゴリの特性に合わせたサービス連携や開発投資を進め、サブスクリプションモデルによる成長を実現する計画である。

《NB》

 提供:フィスコ

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