市場ニュース

戻る
 

【材料】海運株の異彩高続く、郵船と川崎汽は好決算先取りの動き

郵船 <日足> 「株探」多機能チャートより
 全般軟調地合いのなか、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運大手3社が上値追いを継続、特筆される業績の高変化を背景に投資資金の流入が止まらない状況にある。コンテナ船市況の好調を背景に、前週末30日に商船三井が22年3月期業績予想を大幅上方修正、営業利益を従来見通しの280億円から350億円予想に引き上げ、年間配当を150円から一気に550円に大幅増額したことで、市場の注目を浴びた。同社のPERは2倍台、配当利回りは8%台で株価は驚異的な割安水準にある。きょうは日本郵船と川崎汽船の決算発表が予定されるが、商船三井同様の好決算を先取りする買いを呼び込んでいる。このほか乾汽船<9308>の上げ足の強さも際立つ。同社は筆頭株主が“物言う株主”であるアルファレオHDであることから、株主還元の強化などの思惑から株高が加速している。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均