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【市況】21日の株式相場見通し=6日ぶり反発、米株高受け買い戻し優勢に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 21日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に買い戻しが優勢の展開となり日経平均株価は6日ぶり反発に転じそうだ。前日の米国株市場では景気敏感株中心に買い戻され、NYダウがほぼ550ドルの上昇と3日ぶりに大きく切り返した。また、ハイテク株にもショートカバーが入り、ナスダック総合指数は6日ぶりに上昇して引けた。ここ低下基調が続いていた米長期金利が下げ止まる動きを見せたほか、VIX指数も4日ぶりに水準を切り下げ再びフシ目の20を下回るなど投資家心理の改善が確認されている。東京市場でもこの流れを引き継いで、きょうはリバウンドを見込んだ買いや空売り買い戻しが先行する公算が大きい。ただ、国内で感染拡大が続く新型コロナウイルスのデルタ株に対する警戒感が強いことや、4連休前ということもあり、2万7000円台後半では戻り売りに押され上値が重くなる可能性もある。

 20日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比549ドル95セント高の3万4511ドル99セントと3日ぶり急反発。ナスダック総合株価指数は同223.894ポイント高の1万4498.878だった。

 日程面では、きょうは6月の貿易統計などが朝方取引開始前に発表される。また、日銀の金融政策決定会合の議事要旨(6月17~18日開催分)が開示。IPOが1社予定され、ランドネット<2991>がジャスダック・スタンダードに新規上場する。海外では、米20年債の入札など。

出所:MINKABU PRESS

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