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【市況】日経平均は502円高でスタート、KDDIやリクルートHDなどが上昇/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 28513.07 (+502.14)
TOPIX  : 1932.73 (+33.28)


[寄り付き概況]

 22日の日経平均は502.14円高の28513.07円と5日ぶり反発して取引を開始した。前日21日の米国株式市場は反発。ダウ平均は586.89ドル高の33876.97ドル、ナスダックは111.10ポイント高の14141.48で取引を終了した。原油高や成長期待が再燃し、寄り付き後、上昇した。景気循環株に再び買いが向かい終日堅調に推移。NY連銀のウィリアムズ総裁が経済の強さが金融政策を修正するにはまだ不十分であるとの見解を示すと引けにかけて、上げ幅を拡大した。10年債利回りが依然1.5%割れで安定しているためハイテク株も買われた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。新型コロナワクチンの企業や大学での職域接種が始まり、ワクチン接種の加速による経済活動の本格再開への期待感が引き続き東京市場の株価支援要因となった。また、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって上昇したことに加え、昨日の日経平均が大幅に下げた後ということから、押し目買いが入りやすかったほか、昨日、日銀が約2か月ぶりにETFを買い入れたことも安心感となった。一方、米金融政策への思惑が交錯する中、日本時間の明日未明にパウエルFRB議長の議会証言が予定されており、これを見極めたいとして積極的な買いを見送るムードが継続しているほか、新型コロナのインド型(デルタ株)が世界中で拡大しており、足元経済への悪影響が警戒され、買い手控え要因となったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は、デコルテ・ホールディングス<7372>、ペルセウスプロテオミクス<4882>、ペイロール<4489>がマザーズに上場した。

 セクター別では全業種が値上がり。海運業、不動産業、倉庫運輸関連、非鉄金属、輸送用機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、KDDI<9433>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>、JAL<9201>、富士通<6702>、神戸物産<3038>、小野薬<4528>、アステラス薬<4503>、JR東海<9022>、INPEX<1605>などが上昇。他方、三井ハイテク<6966>、タムラ製<6768>などが下落している。

《FA》

 提供:フィスコ

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