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【市況】12日の株式相場見通し=米株安継続で売り優勢も下値抵抗力発揮か

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 12日の東京株式市場は、リスク回避の売りで日経平均株価は続落しそうだが、下値抵抗力も発揮されそうだ。前日の欧米株市場は全面安の展開で、米国株市場では新型コロナワクチンの普及を背景とした景気回復が意識されるなか、インフレへの警戒感が全体相場を押し下げた。NYダウは一時660ドルあまりの下げをみせるなど波乱含みの動きを強いられた。一方、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数の下げは小幅にとどまり目先売り一巡感も出ているが、依然としてリスクオフの流れが続いている。この流れが東京市場にも波及することが予想される。ただし、日経平均は前日に900円あまりの急落をみせており、突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いも想定される。アジア株市場や米株価指数先物などの動向を横目にリバウンド狙いの動きが優勢となる可能性もある。

 11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比473ドル66セント安の3万4269ドル16セントと大幅続落。ナスダック総合株価指数は同12.432ポイント安の1万3389.426だった。

 日程面では、4月上中旬の貿易統計、3月の景気動向指数など。海外では、3月のユーロ圏鉱工業生産、4月の米消費者物価指数(CPI)、4月の米財政収支など。なお、マレーシア、インドネシア市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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