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【特集】横山利香「令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術」― (4)大化け株ゲットも夢じゃない!? “横山流”成長株発掘テクニック

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆半年、1年先の業績を読み、企業の成長性を計る

 では、私たち個人投資家は、半年、1年先の業績を分析するには何を見たらよいのでしょうか?

 企業が今後どれだけ成長できる可能性があるのかを調べることができる資料は、企業が発表する「決算書」と「決算説明資料」です。株探では「決算速報」のページで、決算発表を時系列で一覧表示していますから、まずはこれを利用して選別を行いましょう。見出しを見て「これがよさそうかな」という銘柄にいくつかあたりをつけたら、発表された決算の数字と、その数字が出された要因を必ず確認します。


図1 株探「決算速報」 見出しであたりをつける
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 ちなみに、この「あたりをつける」という点について、「こっちの銘柄の方が株価への反応が良かったのか…残念」と思うことも多々あります。情報の蓄積と向学のためという観点であればたくさんあたりをつけることは悪いことではないのですが、全部を買えるわけではありませんから、自分が売買できる範囲よりちょっと多めくらいがよいでしょう。

 仮にあたりをつけた中に苦手そうな銘柄があったので対象から外したとします。ところが、それが驚異的なパフォ―マンスを叩き出してしまいます。その数字を目の当たりにして、自分の不甲斐なさに苛立ちを覚え、苦手意識のある銘柄にも手を染めますが、結果はプラマイゼロ(ひどい場合にはマイナス)…。それがさらなる苛立ちにつながり、結果、負のスパイラルに陥ってしまうことも少なくありません。精神状態が悪いとしっかりとした分析はできませんので、守備範囲とする銘柄は「自分は凡人だからほどほどで」と割り切ることも時には必要と心得ましょう。

 さて、話を戻しましょう。あたりをつけた銘柄では、発表された決算の「売上高」「営業益」「経常益」「最終益」のすべての数字を確認します。株探の個別銘柄の決算ページでは、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年という風に予想を含めて5年間の通期業績データが掲載されています。これをチェックして過去より現在、現在より未来の数字が良くなっているのかを確かめます。なぜなら、業績データが過去から現在、現在から未来に向かって良くなっているのであれば、企業がその分だけ成長し続けていると考えられるからです。


図2 株探の個別銘柄の決算ページ 村田製作所 <6981> の通期業績
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 さらに、業種によっては業績に季節変動がありますから、通期だけでなく四半期決算や半期決算の「前年同期比」も確認しましょう。前年の同じ期と比べて伸びているのか、それとも伸びていないのかについてもしっかりと押さえることが重要です。


図3 業種によっては季節特性のある銘柄も 植木組 <1867> 四半期決算
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 株で真剣に儲けようと思うのであれば、売上高や経常利益、一株利益などの決算書の数字、そしてPER、PBR、配当利回りといった株価指標は最低限見ておく必要があり、使いこなせるようにならなければなりません。ここまでやらなければ、スタートの時点ですでに大きく出遅れてしまっているといっても過言ではないでしょう。



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