市場ニュース

戻る

【市況】【↑】日経平均 大引け| 小反発、手掛かり材料難のなか円安が追い風に (4月28日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  28935.51
高値  29139.70(14:34)
安値  28875.91(09:01)
大引け 29053.97(前日比 +62.08 、 +0.21% )

売買高  12億3708万株 (東証1部概算)
売買代金  2兆7025億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

 1.日経平均は朝方安く始まった後、強調展開に変わる
 2.手掛かり材料難のなかも為替の円安が追い風材料に
 3.FOMCの結果発表を控え、積極的な買いは入らず
 4.日経平均はプラスも値下がり銘柄数1500近くに
 5.大型連休前も売買代金は2兆7000億円に膨らむ

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比3ドル高と小反発した。米大統領演説など重要イベントを控え様子見ムードのなか、景気敏感株の一角が買われた。

 東京市場では方向感の定まりにくい地合いだったが、朝安後は徐々に買いが優勢となり日経平均株価は切り返す展開となった。

 28日の東京市場は、様子見ムードの強いなか、朝方は売りが先行したが、その後は戻り足に転じ前場終盤にかけて上昇。ただ上値も重く、後場は高値圏で売り物をこなしていたが、引け際に手仕舞い売りが出て上げ幅を縮小した。前日の米国株市場で主要株指数が高安まちまちとなり、手掛かり材料難が意識された。また、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいというニーズに加え、大型連休前ということで売り買いともに持ち高を一方向に傾けにくい相場だったといえる。好決算発表銘柄が買いを集め全体相場を支えたほか、外国為替市場でドル高・円安に振れたことも輸出株にプラスに働いた。一方、東証1部の値下がり銘柄数が1500近くに及ぶなど全体的にはリスク回避ムードが強い。売買代金は2兆7000億円台と今月9日以来の高水準だった。

 個別では、ソニーグループ<6758>が高く、レーザーテック<6920>も商いを伴い上昇、任天堂<7974>も買いが優勢だった。デンソー<6902>、トヨタ自動車<7203>が値を上げ、ファナック<6954>も買われた。村田製作所<6981>も堅調。富士興産<5009>が値を飛ばし、日本航空電子工業<6807>も急伸。富士電機<6504>の物色人気も際立つ。東京エレクトロン デバイス<2760>も大幅高に買われた。
 半面、ソフトバンクグループ<9984>が売りに押され、JR東海<9022>も値を下げた。アンリツ<6754>が大幅下落したほか、第一三共<4568>も水準を切り下げた。さくらインターネット<3778>が急落、合同製鐵<5410>も大きく売り込まれ、トクヤマ<4043>の下げも目立った。前日新規上場したテスホールディングス<5074>は利益確定売りに下落した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367> 、エムスリー <2413> 、ファナック <6954> 、デンソー <6902> 、ファストリ <9983> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約93円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、京セラ <6971> 、第一三共 <4568> 、中外薬 <4519> 、コナミHD <9766> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約82円。

 東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)鉱業、(3)輸送用機器、(4)その他製品、(5)不動産業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)陸運業、(3)パルプ・紙、(4)鉄鋼、(5)医薬品。

■個別材料株

△東エレデバ <2760>
 22年3月期は連続2ケタ増益で21期ぶり最高益更新へ。
△内外綿 <3125> [東証2]
 シキボウ <3109> が株式交換により完全子会社化へ。
△ウェルス <3772> [東証2]
 京都ホテルの不動産信託受益権を譲渡。
△イビデン <4062>
 前期利益急拡大で今期も2ケタ増益見通しを好感。
△富士興 <5009>
 上位株主の投資会社がTOBを発表。
△日精線 <5659>
 今期経常は35%増益、前期配当を10円増額・今期は50円増配へ。
△富士電機 <6504>
 前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は21%増益へ。
△メルコ <6676>
 22年3月期は2ケタ増益で10円増配へ。
△新光電工 <6967>
 今期経常は27%増益、前期配当を5円増額・今期は5円増配へ。
△愛三工 <7283>
 22年3月期経常利益は2倍増益で9円増配へ。

▼さくらネット <3778>
 今期経常は77%減益。
▼合同鉄 <5410>
 今期経常は67%減益。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)富士興 <5009> 、(2)航空電子 <6807> 、(3)富士電機 <6504> 、(4)山洋電 <6516> 、(5)愛三工 <7283> 、(6)新光電工 <6967> 、(7)東エレデバ <2760> 、(8)日精線 <5659> 、(9)メルコ <6676> 、(10)トヨタ紡織 <3116> 。
 値下がり率上位10傑は(1)さくらネット <3778> 、(2)日東網 <3524> 、(3)合同鉄 <5410> 、(4)三晃金 <1972> 、(5)モバファク <3912> 、(6)トクヤマ <4043> 、(7)アンリツ <6754> 、(8)メタウォータ <9551> 、(9)デザインワン <6048> 、(10)タカミヤ <2445> 。

【大引け】

 日経平均は前日比62.08円(0.21%)高の2万9053.97円。TOPIXは前日比5.51(0.29%)高の1909.06。出来高は概算で12億3708万株。東証1部の値上がり銘柄数は628、値下がり銘柄数は1481となった。日経ジャスダック平均は3906.06円(6.28円安)。

[2021年4月28日]


株探ニュース

日経平均