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【特集】「パーフェクトオーダー」が現れた産業用ロボットメーカー(和島英樹)

「明日の好悪材料Next」~第46回
和島英樹和島英樹(Hideki Wajima)
株式ジャーナリスト
日本勧業角丸証券(現みずほ証券)入社。株式新聞社(現モーニングスター)記者を経て、2000年にラジオNIKKEIに入社。東証・記者クラブキャップ、解説委員などを歴任。現在、レギュラー出演している番組に、ラジオNIKKEI「マーケットプレス」、日経CNBC「デイリーフォーカス」毎週水曜日がある。日本テクニカルアナリスト協会評議委員。国際認定テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。

【今回チェックした「明日の好悪材料」記事一覧】
4月2日分
4月5日分
4月6日分
4月7日分
4月8日分

4月2日~8日では決算発表が多かった。不二越<6474>は2021年11月期の第1四半期を、アダストリア<2685>、スギホールディングス<7649>などは2月本決算を発表している。また市場平均にも節目が見られた。

4月2日分 不二越<6474> ~ ☆テクニカル・チェック銘柄
■好悪材料~12-2月期(1Q)経常利益は19%増益で着地

精密工具やベアリング、産業用ロボットの大手。自動車用エアコン用軸受け、大口径ヘリカルブローチ(高精度特殊加工)などのシェアが高い。ニッチトップ企業。産業用ロボットは中国で現地生産も行っている。

2021年11月期の第1四半期(20年12月~21年2月)の業績を発表、売上高は530億7200万円(前年同期比5.7%減)、営業利益は24億1600万円(同5.8%増)となった。

決算短信では「自動車や建設機械分野を中心とした需要の持ち直しを受け、売上は回復基調にあるが、設備投資の需要がいまだ低水準」などとしている。合理化やコストダウンで利益は増益を確保している。

業績予想に変更はなく、通期の売上高2050億円(前期比2.0%増)、営業利益80億円(同16.8%増)、1株利益163.9円を計画している。営業利益の第1四半期時点の進ちょく率は30.2%となっている。

■『株探』プレミアムで確認できる不二越の四半期決算の成長性推移
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週足のローソク足チャートで、株価と移動平均線の動向をチェックする。『株探』プレミアム会員は、「指標1」の移動平均線のボックスに13、52、26を入れ、「指標2」でカイリ率のボタンをチェックすると52週線との乖離(かいり)率が示される。

現値が一番上で、次に短期線(13週線)、中期線(26週線)、一番下に長期線(52週線)の順に並び、移動平均線の全てが上向きとなっている(4月2日時点)。これをテクニカル的には「パーフェクトオーダー」と呼び、トレンドが強い状況を表している。この形状のうちは買いシグナルを発し続ける。

52週線とのかい離率の高さはやや気になるが下向きから上向きに転じる局面でもあり、許容範囲内。今後は13週線がサポートの展開が続けられるかが注目ポイントとなる。

■『株探』プレミアムで確認できる不二越の52週移動平均線の乖離率推移
【タイトル】

4月5日分 アダストリア<2685>
■好悪材料~今期経常は2.2倍増益、10円増配へ

カジュアル衣料品の専門店チェーンを運営。ショッピングセンターや駅ビルなどへの出店が多い。ブランドは「グローバルワーク」、「ローリーズファーム」など若い女性向けが中心。SPA(製造小売り)を指向。

2021年2月期の業績を発表、売上高は1838億7000万円(前年比17.3%減)、営業利益7億6600万円(同94.0%減)となった。決算短信では国内売上高について、「新型コロナ感染症に伴う外出自粛の動き、および商業施設の休業や営業時間の短縮などにより来店客数が大幅に減少」などとしている。

22年2月期は売上高2190億円(前期比19.1%増)、営業利益65億円(同8.4倍)、1株利益84.1円を計画している。配当は前期比10円増配の年50円(うち中間配当25円)とする方針。

ブランドの育成や商品カテゴリーの拡大のほか、短信では「リアル店舗とWEBをつなぐオムニチャネル化など、デジタルの活用によって顧客接点を拡大し、お客様の利便性を向上するサービスを提供していく」などともしている。

■『株探』プレミアムで確認できるアダストリアの通期業績の成長性推移
【タイトル】

4月6日分 スギホールディングス<7649>
■好悪材料~今期経常は微増で7期連続の最高益へ

東海地区が地盤。調剤併設のドラッグストア「スギ薬局」を展開。薬剤師を揃え処方箋の調剤、一般薬のカウンセリングなどにも積極的。持ち株会社傘下には訪問看護サービススギメディカル。

21年2月期の売上高は6025億1000万円(前年比11.2%増)、営業利益337億100万円(同13.2%増)となった。決算短信では「新型コロナウイルス感染症の拡大を背景に、マスクや消毒用のアルコールなどの感染予防商品、食料品や生活用品などの巣ごもり関連商品の需要が増加した」としている。

22年2月期は売上高6500億円(前期比7.9%増)、営業利益340億円(同0.9%増)、1株利益355.9円を計画している。配当は年80円(うち中間配40円)を据え置く方針。

創業来の強みである調剤事業については、デジタルの徹底活用によるさらなる対人業務の強化と生産性の向上に努めるとしている。

■『株探』プレミアムで確認できるスギHDの通期業績の成長性推移
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※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。



 

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