【特集】「サイバーセキュリティ」が10位にランク、相次ぐ攻撃で関連銘柄に見直し機運<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 全固体電池
2 半導体
3 2021年のIPO
4 再生可能エネルギー
5 新型コロナワクチン
6 人工知能
7 水素
8 TOPIXコア30
9 アンモニア
10 サイバーセキュリティ
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「サイバーセキュリティ 」が10位となっている。
三菱電機<6503>は3月26日、昨年11月に受けたサイバー攻撃についての調査結果を公表した。中国子会社への不正アクセスを契機として、第三者が同社及び国内子会社の一部従業員のクラウドアクセス用アカウント情報を窃取し、同社が契約しているクラウドサービス及び関連サーバーを攻撃したことが明らかになったという。
警察庁が3月上旬に公表した統計データによると、昨年確認されたサイバー攻撃とみられる不審なインターネット接続は、1日当たりの平均で前の年に比べ55.2%増の6506件に上った。今年に入ってからも世界の航空会社や旅行代理店などにネットワークや業務用アプリケーションなどの各種サービスを提供している国際航空情報通信機構(SITA社)への不正アクセスにより、日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>のマイレージ会員の一部情報が漏洩(ろうえい)するなどの被害が相次いでいる。
サイバーセキュリティーの重要性が再認識されるなか、デジタルアーツ<2326>、ソリトンシステムズ<3040>、セキュアヴェイル<3042>、テリロジー<3356>、FFRIセキュリティ<3692>、フーバーブレイン<3927>、アズジェント<4288>、HENNGE<4475>、サイバーセキュリティクラウド<4493>などに注目したい。
また、今月15日にはセキュリティーサービスなどを手掛けるサイバートラスト<4498>が東証マザーズ市場に新規上場することもサイバーセキュリティー関連銘柄に刺激を与えそうだ。
出所:MINKABU PRESS