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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 東亜建、ガイシ、DOWA (22日大引け後 発表分)

東亜建 <日足> 「株探」多機能チャートより

 22日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 東亜建 <1885>   ★今期最終を一転18%増益に上方修正、配当も20円増額
 ◆21年3月期の連結最終利益を従来予想の45億円→59億円に31.1%上方修正。従来の10.1%減益予想から一転して17.8%増益見通しとなった。国内土木事業や国内建築事業の採算が想定以上に改善することが寄与。投資有価証券売却益14億円を計上することも最終利益を押し上げる。
  併せて、期末一括配当を従来計画の50円→70円(前期は50円)に大幅増額修正した。

 ゼネテック <4492> [JQ]  ★今期経常を77%上方修正、配当も7円増額
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の1億1000万円→1億9500万円に77.3%上方修正。減益率が66.4%減→40.4%減に縮小する見通しとなった。デジタルソリューション事業におけるオートモーティブ関連分野の不調などで売上高は計画を下回るものの、災害発生時位置情報通知サービスを行うココダヨ事業の好調や経費削減の進展が寄与し、採算は大きく改善する。
  業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の8円→15円(前期は3.5円)に大幅増額修正した。

 ガイシ <5333>   ★今期経常を一転1%増益に上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の490億円→525億円に7.1%上方修正。従来の5.7%減益予想から一転して1.1%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は1月に続き、4回目。円安による収益押し上げ効果に加え、中国トラック市場の活況が継続したことがプラスに働く。経費削減の進展も上振れにつながる。

 DOWA <5714>   ★今期経常を21%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の290億円→350億円に20.7%上方修正。増益率が横ばい→20.7%増に拡大する見通しとなった。自動車関連製品とサービスの受注・販売の回復基調が継続するなか、円安進行に加え、銅や亜鉛など金属価格相場が上昇していることが上振れの要因となる。

 ホッカンHD <5902>   ★今期最終を2.7倍上方修正
 ◆21年3月期の連結最終利益を従来予想の3億円→8億円に2.7倍上方修正。減益率が84.8%減→59.3%減に縮小する見通しとなった。投資有価証券売却益7.4億円を計上することが最終利益を押し上げる。

 ニッセイ <6271> [東証2]  ★今期経常を35%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の2.6億円→3.5億円に34.6%上方修正。増益率が2.3倍→3.1倍に拡大する見通しとなった。製品構成の変化や製造費の削減が一段と進み、採算が大きく改善することが寄与。

 キャリインデ <6538>   ★今期経常を23%上方修正
 ◆21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の4.1億円→5億円に23.4%上方修正。増益率が34.3%増→65.7%増に拡大する見通しとなった。コロナ禍によるマイナス影響で売上高は計画を下回るものの、事業ポートフォリオの改革を実施し、不動産領域や応募課金モデルなど利益率の高い事業を強化したことで、採算は大きく改善する。

 ウェルビー <6556>   ★今期経常最高益予想を上乗せ、配当も1円増額
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の19.5億円→20.9億円に7.4%上方修正。増益率が11.0%増→19.3%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルスの影響による利用者数の減少を見込んでいたが、各種政策の効果などで、年間を通じて高水準の利用者数を維持できたことが上振れの要因。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の15円→16円(前期は8.8円)に増額修正した。また、株主優待制度を新設すると発表。自社運営教室の無料券などを贈呈する。

 理経 <8226> [東証2]  ★今期経常を2.8倍増益に上方修正、配当2円実施へ
 ◆21年3月期の連結経常損益を従来予想の5000万円の赤字→1億5000万円の黒字(前期は5400万円の黒字)に上方修正し、2.8倍の増益に浮上する見通しとなった。システムソリューションで大学官公庁向けシステム、製造業向け3次元CAD、民間向けVR案件、ネットワークソリューションでは映像配信システム案件が伸びる。また、電子部品及び機器における導電性樹脂接着剤案件の増加も上振れに貢献する。
  併せて、従来無配としていた期末一括配当は2円(前期は3円)実施する方針とした。

 ナルミヤ <9275>   ★前期経常を2.3倍上方修正、未定だった配当は31円実施
 ◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の4.3億円→10億円に2.3倍上方修正。減益率が73.3%減→38.0%減に縮小する見通しとなった。売上高は計画を下回ったものの、プティマインを中心とした直営店舗の業績回復やeコマースの躍進、コロナ禍における経費削減などが利益を押し上げた。
  同時に、従来未定としていた期末一括配当は31円(前の期は記念配3円を含む34円)実施する方針とした。


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