【特集】「銀行」が27位、米長期金利上昇が追い風に<注目テーマ>
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
1 アンモニア
2 全固体電池
3 半導体
4 水素
5 再生可能エネルギー
6 2020年のIPO
7 旅行
8 人工知能
9 デジタルトランスフォーメーション
10 仮想通貨
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「銀行」が27位となっている。
ここ日米株式市場は、米長期金利の動向に振り回される展開が続いている。新型コロナワクチン普及によるアフターコロナを見据えた景気回復期待が背景とされているが、やや急ピッチな上昇だけに警戒感が高まっているようだ。金利上昇は高PER銘柄にとっては逆風となることから、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下落が目立ち、またこれを受けた東京市場でもソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>、東京エレクトロン<8035>などの値がさ株への売りが強まった。
こうした一方で、景気敏感株を中心にバリュー株へ物色の矛先が向かっており、なかでも金融セクターは金利上昇による運用利ザヤ拡大への期待感から買いが優勢となった。低PBRや高配当利回りなども注目され、これらを追い風に改めて銀行株への関心が高まっている。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクをはじめ、ゆうちょ銀行<7182>、りそなホールディングス<8308>、あおぞら銀行<8304>など。また、千葉銀行<8331>、静岡銀行<8355>、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>などの地銀もマークしておきたい。
出所:MINKABU PRESS