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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は3万円を挟んでこう着


 日経225先物は11時30分時点、前日比240円安の2万9930円(-0.79%)前後で推移している。寄り付きは3万40円とシカゴ先物清算値(2万9995円)を上回って始まり、その直後に3万70円まで戻す場面もみられたが、現物の寄り付き後まもなく2万9830円まで下落した。売り一巡後は3万円台を回復するも戻りは鈍く、前引けにかけて再びじり安基調をみせている。

 指数寄与度の大きいところでは、ファーストリテイリング <9983> が堅調な一方、ソフトバンクグループ <9984> 、ファナック <6954> が軟調。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が過半数を占めているものの、全体の資金動向としてはグロースからバリューにシフトしている。ただし、ファーストリテイリングの影響もあり、NT倍率は先物中心限月で15.51倍に低下した後は15.58倍まで上昇している。

 前引けのTOPIXは0.89%の下落だった。これまでの状況を鑑みると、この水準でも日銀のETF買い入れへの期待はしにくいだろう。3万円を挟んでこう着が続いており、引き続き売り込まれる場面においては、リバウンド狙いのロングでの対応とみておきたい。

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