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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:JAL、リコー、AI関連

JAL <日足> 「株探」多機能チャートより
■ブレインパッド <3655>  5,400円  +320 円 (+6.3%)  11:30現在
 ブレインパッド<3655>の戻り足が鮮明だ。きょうは全般地合い悪のなか370円高の5450円まで上昇し3連騰、3営業日合計で800円以上も水準を切り上げている。人工知能(AI)を活用したデータ分析を強みに顧客企業の経営を支援するコンサルティングを展開する。今21年6月期はコロナ禍にあって収益案件の開始が遅れるなどの逆風に見舞われたが、足もとでは受注活動が再び活発化しており、つれて業績改善傾向が強まっている。今期はトップラインが従来見通しの67億円~72億円から68億5000万円~72億円(前期比8.7%増)に上方修正、営業利益は人材投資に伴うコスト反映で大幅減益見通しは変わらないものの3億円~5億円から5億5000万円~7億5000万円(同29.3%減)に増額している。株式需給面では買い残の整理が進み、直近信用倍率は0.98倍と1倍を下回るほか、貸株調達による空売りの買い戻しなども寄与して上昇基調に拍車がかかっている。

■東亜建設工業 <1885>  2,290円  +120 円 (+5.5%)  11:30現在
 東亜建設工業<1885>が大幅続伸し、昨年来高値を更新している。22日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を130万株(発行済み株数の6.63%)、または20億円としており、取得期間は2月24日から9月22日まで。株主還元の充実と資本効率の向上を図ることが目的としている。

■日本航空 <9201>  2,534円  +118 円 (+4.9%)  11:30現在
 日本航空<9201> とANAホールディングス<9202>の空運2社の株価上昇が異彩を放っている。欧米に続き日本でも米ファイザー製のワクチン接種が始まっており、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかるとの見方から、景気敏感株への買い戻しを後押ししている。特に収益の落ち込み度合いが大きく、外資系など機関投資家の空売り対象となっていた空運セクターはその傾向が強い。きょうは全体相場がグロース株中心に利食われ軟調推移を余儀なくされるなか、両銘柄ともショートカバーを交えた大口の買いが継続している。

■ラウンドワン <4680>  1,158円  +48 円 (+4.3%)  11:30現在
 ラウンドワン<4680>が大幅続伸している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を1500円から1600円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券では足もとの株価は、今期は業績不振(同証券の最終損失予想152億円)だが、悪材料出尽くし感から上昇トレンドを強めていると指摘。その背景には、米国事業の減損損失17億円の第3四半期計上から今期の減損損失計上の上限が見えてきたことや、新型コロナワクチン接種による新型肺炎感染症拡大の収束期待、来期からの収益急回復期待があるとしている。また、今後の注目点は来期以降の収益改善ペースで、株価には依然アップサイドがあるとしている。

■コクヨ <7984>  1,479円  +56 円 (+3.9%)  11:30現在
 コクヨ<7984>が大幅続伸している。22日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を350万株(発行済み株数の2.96%)、または50億円を上限としており、取得期間は21年3月1日から22年2月28日まで。資本効率をより意識した経営を推進していくことの一環として実施する。

■因幡電機産業 <9934>  2,635円  +85 円 (+3.3%)  11:30現在
 因幡電機産業<9934>が反発している。22日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を65万株(発行済み株数の1.16%)、または15億円としており、取得期間は2月24日から3月24日まで。株主に対する利益還元を図ることが目的としている。

■インソース <6200>  2,323円  +74 円 (+3.3%)  11:30現在
 インソース<6200>が反発し昨年来高値を更新。22日の取引終了後、21年9月期の連結業績予想について、売上高を67億4000万円から73億円(前期比42.6%増)へ、営業利益を14億5000万円から21億円(同2.7倍)へ、純利益を9億4000万円から14億4000万円(同3.2倍)へ上方修正したことが好感されている。第2四半期に実施する研修案件が増加し上期業績が想定を上回って推移していることに加えて、新人研修の受注状況などを考慮したという。また、オンライン研修構成比の上昇により収益性が改善していることも利益を押し上げるという。

■G-7ホールディングス <7508>  2,389円  +74 円 (+3.2%)  11:30現在
 G-7ホールディングス<7508>が続伸している。同社は22日取引終了後に、自社株式の消却を発表。消却前の発行済み株式総数の17.39%に相当する464万923株を3月16日付で消却するとしており、需給改善などが期待されているようだ。なお、消却後の発行済み株式数は2203万1877株となる予定だ。

■リコー <7752>  975円  +27 円 (+2.9%)  11:30現在
 リコー<7752>が続伸している。23日付の日本経済新聞朝刊で「2022年3月期の連結営業損益(国際会計基準)は500億円程度の黒字(21年3月期は490億円の赤字予想)に転換しそうだ」と報じられており、これが好材料視されているようだ。記事によると、主力の事務機で新型コロナウイルス禍を受けた販売減からの復調が見込まれるほか、オフィス回りのIT関連サービスの販売が2割近く伸びて売上高全体の3割強へと成長することなどが牽引するという。

■JR東海 <9022>  17,920円  +320 円 (+1.8%)  11:30現在
 JR東海<9022>が続伸している。22日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を8630億円から7930億円(前期比57.0%減)へ、営業損益を1850億円の赤字から2440億円の赤字(前期6561億6300万円の黒字)へ、最終損益を1920億円の赤字から2340億円の赤字(同3798億8100万円の黒字)へ下方修正したが、アク抜け感から買われているようだ。今年1月に発令された政府による緊急事態宣言を受け、鉄道の利用が一段と落ち込んでいたことに加えて、2月に緊急事態宣言の延長が決定されたことで、利用低調が継続していることが要因としている。ただ、新型コロナウイルスのワクチン接種が先週開始されたことに伴う経済正常化への期待感から、利用回復も期待されているようだ。

■三菱UFJ <8306>  565.2円  +1.9 円 (+0.3%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>をはじめメガバンクが、全体軟調地合いのなかで強さを発揮、上値指向にある。米国株市場では長期金利の上昇を警戒して目先ハイテク株などに利益確定の売りが目立っているが、一方でゴールドマン・サックスやJPモルガン、シティグループといった大手金融株は収益環境の改善を手掛かりに強い動きをみせている。東京市場でも米国事業を展開するメガバンクなど大手金融セクターは、米10年債利回りが上昇傾向を示すなか、運用利ザヤの拡大期待が株価面でポジティブに働いている。

■西松屋チェーン <7545>  1,441円  -101 円 (-6.6%)  11:30現在  東証1部 下落率7位
 西松屋チェーン<7545>が大幅反落している、22日の取引終了後に発表した2月度(1月21日~2月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比0.6%減と2カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気されている。季節衣料の売り場の切り替えが順調に進み、春物衣料の売り上げが好調に推移したほか、育児・服飾雑貨の売り上げも期間を通じて好調に推移した。ただ、前年と比較して冬物クリアランスセールが縮小した。なお、全店売上高は同0.8%増だった。

■マネックスグループ <8698>  919円  -55 円 (-5.7%)  11:30現在
 マネックスグループ<8698>をはじめ、リミックスポイント<3825>、セレス<3696>、GMOフィナンシャルホールディングス<7177>、ルーデン・ホールディングス<1400>といったこれまで株価を急上昇させていた仮想通貨関連株が軒並みウリ気配でスタートするなど下落に転じている。ビットコイン価格が直近急反落しており、これが短期筋の関連銘柄への売りを誘発する格好となった。ビットコイン価格は21日に5万8000ドル台で最高値をつけた矢先だが、22日、23日の2日間で4万ドル台前半まで一気に水準を切り下げるなど反乱展開となっている。ビットコインへの投資資金の流入は半ばマネーゲーム的な様相にあったことで、その反動も当然予想されたところだが、実際に急落に転じたことでその余波も大きくなっている。米国株市場では、ビットコインを15億ドル分購入したと発表したことで注目を集めた米テスラ株も急落するなど、投機筋のセンチメント悪化を助長している。

■東京エレクトロン <8035>  45,540円  -760 円 (-1.6%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連は反落。今週に入り米国株市場では長期金利上昇を嫌気して高PERのハイテク株への売り圧力が強まった。これを受けて東京市場でも新値圏を走る半導体関連に利益確定の動きを誘発している。ただ、前日の米株市場ではインテルやマイクロンテクノロジー、アプライドマテリアルズといった主要銘柄はいずれもプラス圏で引けており、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の下げも0.6%安とわずかにとどまっている。半導体需給が逼迫している状態に変化はなく、東京市場でも半導体セクターの下値では押し目狙いの買いを誘っている。

■サイジニア <6031>  1,328円  +300 円 (+29.2%) ストップ高   11:30現在
 サイジニア<6031>がストップ高となる300円高は1328円でカイ気配に張り付いているほか、ブレインパッド<3655>、SREホールディングス<2980>、デジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>、FRONTEO<2158>など人工知能(AI)関連に位置づけられる銘柄群に投資資金が流れ込んでいる。今月中旬以降ブレインPなど代表的なAI関連株が人気化し、その資金の流れが横に広がってきた。市場では「新型コロナウイルスの感染拡大を契機に製造業を中心にAIを活用する動きが活発化している。営業面などでリモート導入が進んでいるが、AIによる合理的なサポートが人的負担を低め企業の収益性を高めるとの見方が浸透し始めている」(中堅証券ストラテジスト)という。AI関連は株価的にも日柄調整を経て売りがこなれている銘柄が多く、手掛けやすさもあるようだ。

●ストップ高銘柄
 ベクター <2656>  621円  +100 円 (+19.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 和心 <9271>  551円  +80 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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