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【材料】サンコーテクノ---3Q純利益増、「安定供給」「安定品質」「市場創出」を促進

サンコテクノ <日足> 「株探」多機能チャートより

サンコーテクノ<3435>は5日、2021年3月期第3四半期(20年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.1%減の130.73億円、営業利益が同0.1%減の10.39億円、経常利益が同0.3%減の10.42億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.4%増の7.11億円となった。

同社グループにおいては、「中期経営ビジョン2020」のもと、成長戦略のキーワードとして掲げる「安定供給」、「安定品質」、「市場創出」の一層の促進に努めてきた。

ファスニング事業の売上高は前年同期比4.8%減の97.48億円、セグメント利益は同7.6%減の12.20億円となった。各種設備工事等の需要は、民間工事・公共工事ともに前年を下回る水準で推移している。これに伴い、同社の主力製品であるあと施工アンカーの販売は減少した。また、インフラ関連を中心に完成工事高が増加したものの、ドリル・ファスナー製品の販売、海外売上高については減少し、総じて軟調な推移となった。

機能材事業の売上高は前年同期比2.2%減の33.25億円、セグメント利益は同20.2%増の4.24億円となった。電動油圧工具関連の販売が、国内・海外ともに前年を下回る水準で推移した。また、電子基板関連及びFRPシート関連が減少した一方、アルコール検知器関連が微増を確保したほか、2020年3月期第2四半期より新たに加わった、包装・物流機器関連の売上高が増加した。

2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.7%減の180.00億円、営業利益が同22.4%減の11.70億円、経常利益が同22.2%減の11.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.7%減の8.00億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

 提供:フィスコ

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