市場ニュース

戻る
 

【材料】ガイシが続伸、JAXAなどと共同で人工衛星に搭載する展開反射鏡用金属メッシュを開発

ガイシ <日足> 「株探」多機能チャートより
 日本ガイシ<5333>が続伸している。この日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと共同で、人工衛星に搭載する展開反射鏡用の金属メッシュを開発したと発表しており、これが好材料視されている。

 同社とJAXA、太陽金網(大阪市中央区)、テクノソルバ(神奈川県藤沢市)、光洋マテリカ(名古屋市昭和区)の4者で開発。従来の金属メッシュは、貴金属である金やレアメタルであるモリブデンが使用されており、材料が高価で入手しづらいことが難点だったが、今回開発した金属メッシュは、入手しやすく安価なジルコニウムと銅による製造とすることで、従来品と比較して大幅な低コスト化に成功したことが特徴。また、次世代通信衛星に向け、通信速度の高速化を実現するためには高い周波数帯に対応可能な大型の展開反射鏡の実現が不可欠となるが、今後、次世代通信衛星や小型SAR(合成開口レーダ)衛星などの商用衛星への活用も期待できるとしている。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均