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【材料】<注目銘柄>=新日本電工、EV関連の穴株として浮上へ

新日本電工 <日足> 「株探」多機能チャートより
 新日本電工<5563>の300円近辺のもみ合いは買いで対処して妙味が大きい。同社は日本製鉄系の合金鉄大手で、ここレアメタル関連の一角に値を飛ばす銘柄が相次ぐなか、株価の値ごろ感や0.7倍台というPBRの低さから水準訂正余地を内包している。

 注目すべきは同社の機能材料事業で、蓄積された冶金・粉体技術を強みとして、高機能かつ高いクオリティーの製品を提供できる。環境規制の高まりから世界的な電動車シフトの動きが加速するなか、同社はハイブリッド車用水素吸蔵合金や電気自動車(EV)用リチウムイオン電池正極材などのOEM生産を手掛けており、高い評価を得ている。

 株式需給面では直近データで信用買い残が457万株まで拡大しているが、これは12月以降の同社株の日々の売買高平均と同水準であり重荷とはならない。テクニカル的には25日移動平均線とのカイ離修正を待って仕掛けるのが理想だが、日足一目均衡表では前方は快晴で動意づけば上値も軽そうだ。(桂)

出所:MINKABU PRESS

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