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【市況】東京株式(前引け)=米株高受け買い優勢も寄り後は伸び悩む

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 16日前引けの日経平均株価は前営業日比79円90銭高の2万6767円74銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は5億5390万株、売買代金概算は1兆557億8000万円。値上がり銘柄数は1000、対して値下がり銘柄数は1066、変わらずは116銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場で主要株指数が揃って上昇し、ナスダック総合指数が史上最高値を更新したことなどを受けリスク選好の流れとなった。新型コロナワクチンの普及に対する期待感が市場のセンチメントを強気に傾けている。ただ、寄り後は利益確定の売り圧力も表面化し、漸次上げ幅を縮小する展開に。日本時間17日早朝に判明するFOMCの結果を前に積極的に買いポジションを高める動きはみられなかった。値上がり銘柄数と値下がり数はいずれも1000台に乗せ拮抗した状態となっている。

 個別では任天堂<7974>が売買代金トップで大きく水準を切り上げたほか、トヨタ自動車<7203>も堅調。ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢だった。三櫻工業<6584>が大幅高、ブラス<2424>はストップ高に買われた。神栄<3004>が値を飛ばし、三協立山<5932>、フィールズ<2767>なども急伸。半面、エムスリー<2413>が軟調、SUMCO<3436>も売りに押された。東京エレクトロン<8035>、信越化学工業<4063>なども冴えない。ハイアス・アンド・カンパニー<6192>が急落、日本金属<5491>も大きく利食われた。

出所:MINKABU PRESS

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