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【市況】株価指数先物【昼のコメント】12月SQ値での底堅さが意識され、押し目狙いのスタンス


 日経225先物は11時30分時点、前日比70円高の2万6700円(+0.26%)前後で推移している。寄り付きは2万6730円とシカゴ先物清算値(2万6760円)にサヤ寄せして始まり、現物の寄り付き直後には2万6810円まで上げ幅を広げた。しかし、市場参加者が限られるなか、買い一巡後はじりじりと上げ幅を縮めており、2万6700円を下回る場面がみられている。とはいえ、買い一巡後は次第にこう着感が強まっているものの、日経平均株価は12月SQ値(2万6713円47銭)を上回って推移しており、底堅さは意識されている。

 前引けのTOPIXは0.29%の上昇となり、日銀のETF買い入れはないだろう。グローベックスの米国市場ではNYダウが小安く推移する一方でナスダック100は小じっかりと、方向感はつかみづらく、後場もこう着感の強い展開が続きそうである。米モデルナのワクチン承認への期待から売り仕掛け的な流れにはなりづらく、12月SQ値水準ではリバウンド狙いのロングスタンスとなろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.96と横ばいで推移。テクニカル面では5日、25日移動平均線が上値抵抗線として意識されている形状であるが、突破してくると上へのトレンドが強まりやすいところでもあり、シグナル転換を見極めたい。

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